デートのお断りと、連絡のつかない一夜。
この時点では、私はなんにも気づいていなかった。
翌朝、「ごめん~。寝てた」と電話をしてきたCの様子はまったく普通だったし、ラブワード攻撃も相変わらず。
連絡の頻度が下がったりすることも特になかった。
なので、いつのまにか私はその小さなサインを忘れた。
そうこうしているうちに、いよいよ仕事が忙しくなってきた私は、次第にCの家から出勤するようになる。
そうでもしないと、ほとんど会う時間が作れなかったから。
私の家の方が当然仕事場には近かったのだけれど、CはCの生活があるため、私が合わせる形になった。
実際、ごはんやお弁当を作ってくれたり、洗濯や掃除もしてくれるCとの生活はわりと快適で、私にとってもそこそこ合理的だった。
でもやっぱり、このころから、Cが私を追う、という形から、私がCを追うという形に関係が変わりつつあった。
そんなわけで、私はCからなかなか離れられなくなり、仕事が一山越えたあとも、そのままCの家に滞在し続けるようになっていく。
(今思えば、これが最大の失敗だった)


Bebe!