人生いろいろ
最近、忘れた頃に更新するのが、常習化しているような気がしますが・・・。
ちょっと前ですが、ＧＷに帰省した時に、うちの親に知り合いが私のブログを見た！と言っていました。
正直、身内や友人、社員にはあまり見せたくない様な内容なので、いい感じはしなかったのですが・・・。
何を見たかというと、
というフレーズでした、何だぁっ、とは思いましたが。
事実、このフレーズに何ら嘘、偽りはないです。
うちの親父は漆器職人で、自らの腕で自分や兄貴を育ててくれました。
当時は、親が子供の世話をするのは当たり前、と思っていましたが、
そう思っていた自分が、世間知らずだったんですね。
私なんか大学まで行かせてもらって・・・・。
一方、話は全く変わりますが、つい先日、同じく伝統工芸を継いだ二代目社長と話をしました。
年齢は私と同じくらいです。
彼は、親父の仕事に心底惚れ込んで、二代目になることを決意したそうです。
私はその方に対し好感を持ちましたが、
私とは異なる考え方だと思いました。
親父の仕事に心底惚れ込んだ、というのは私と全く同じです。
ただ、私はそこで親父を一人の男ととらえ、単純に「親父を超えたい」と思ったんですよね。
「超える」からには、これまでの歴史が物語っている通り、同じことをしてては越せない。
全く違うことを一からスタートし、親父を超えよう！
と思ってしまったんです。
それが、今思えば起業の原点でした。
それが、いかに親不孝の決断だったことも理解ています。
起業には、人それぞれ様々な想いがありますが、
私の場合は、自分がどうなりたい！とかは当時はなかったんです。
今は当然違いますが・・・。
その変わり、唯一あるとすれば、後継ぎにもならず自分自身の生き方について、
親父を越したい！という想いがすべてだったんです。
そのわがままを許してくれた親父のためにも、私は起業家として成功するしかない！
というのが私の想いなんです。
難しい、勝敗ははかれないというのは重々承知しています。
そのことを理解しているから・・、親父の気持ちが痛いほどわかるから
少々のことでは負けることはありえないのです。
頑張れるのです。
今日は弊社にとっては大きな意義のある1日です。
半年以上かかって、大きな「負」を乗り越えた日です。
まだまだ、自分の追っている「負」は経営者としては、たかが知れていますが、
今日だけは・・・・・、自分自身を少しだけ褒めたいと思います。