彷徨する渇望の中で見えた景色に、生まれた感情に、間違いも正解もないから

薄っぺらい感想を押し広げて書いていきます。感想に正解も間違いもないからね


福岡、大阪を現地で見てからの愛知公演ファイナルを楽奈側(右側の客席)で見た人の感想です。配信のアーカイブ見て記憶を補完してることもご了承ください。


  碧天伴走

福岡・大阪公演ではそよが真ん中で煽るなどして、始まりは砂寸奏。ファイナルはどう来るかな?と思ったら、ドラムの音から始まり、楽器隊がデーンと音を出し(語彙力ひどい)直ぐ様碧天伴走がスタート。


実際に見てないけど、どうも羽田以来の碧天伴走スタートのようで。スタートにはいい曲よね、純粋に応援歌という感じの曲だし。

先にも書いた通り、楽奈側に陣取ってたら愛音がやってきて2人が背中合わせでWギター演奏するもんだからもうね、大興奮。ここでの大興奮はキュンキュン系かな?ライブハウスで大暴れ!って感じではまだなかった。


  影色舞

  • 色とりどりの照明がみせる宇宙へリンクする超然的ダンス
大阪でのMyGO!!!!!3rdライブでの初披露から頭に強く刻まれてる曲。基本的にはテンションをあげてく曲ではあるものの、見どころその他もろもろで色々と大変。

まず、クラップ。3rdから見てるいうてたのに未だに場所がふわふわ。最近ようやく何となくわかったかな?レベル。
見どころとしては、サビの燈ちゃん、楽奈ちゃんの2ステや燈ちゃんのお手々フリフリかな。
何となく照明への意識も向いてみると、サビまでは青の色、サビでは緑、黄色といった様々な色の照明を使っていた。

歌詞を見ると、サビ以外では
「あと一匙の憂鬱で壊れそう」や、「己さえごまかせないチープな理論武装」など特に1番は現実に嫌気がさした暗い歌詞。
そして、サビに入って
「もう何もかも忘れて今宵はシルエットダンス」となる。他にも、サビの歌詞では、「宇宙へとリンク」や「超然的」、「無重力浮遊してダンス」などなど。随分と現実離れしたフレーズが並ぶ。
そんな現実ではない世界を色んな色の照明を使うことで視覚に訴えかけているがこの曲のサビの演出なのかなと思った次第。

嘘かホントかはライブ見に来て確かめてほしいです。

  迷星叫

聞けて良かった、アカペラはいり!

はい、羽田でやったと噂には聞いてたアカペラ入り。福岡・大阪ではなかったので、聞けて何より嬉しい笑い泣き
燈ちゃんの声の張りがとてもとても凄かった。そして、この演出見て(ああ、集大成になるんやろなあ)とぼんやり感じた。
その後の演奏は、良い表現かは分からないが、ライブで聞いても配信で聞いてもいつも通り素晴らしかった。耳に、体に馴染んでる感じがとても心地よい。

  壱雫空

雨の日に見た景色も宝物だから
最後まで離さず持っていきたい
いつか自分もそう思える日が来るかな、配信を見て感じた。でも、雨が止んだ瞬間の晴れ間に見たこの日の景色は間違いなく宝物だと思う。

冒頭の言葉は、燈ちゃんが曲の始まりに叫んだ言葉であるが、現地では正直特別なこと言った!くらいで細かく言葉を覚えてなかった。が、この言葉に触発されたか今までやったこと無かったジャンプとか始めたのがこの曲。サビのあたりとかね。
オタクの心に突き刺すには充分すぎる言葉と曲であろう。

 MC(立希のファンサ/燈のツアーの思い出)

愛音の無茶振りにより、立希がファンサのシミュレーションをすることに。楽奈をして「無愛想。よくない」と評されるほど塩対応だったけど、それが良い。カワイイ。


燈ちゃんのツアーの思い出として、福岡公演について。朝雨が降っていて昼から止んだことをあげ、それを愛音が「壱雫空みたい」と言ってて正にそうだなと当日も思った覚えが。因みに、私は地下街や商業施設に逃げ込んでた。


  名無声

伝えたい想いがもっと増えていくから、皆ともっと色んなところに行ってライブがしたい


何気ないMCからこの言葉を挟んで演奏が始まる。正直油断してお水飲んでた、悔しい。

このMCから入ったのは、1番サビの歌詞

「僕が見つけた今日のきらめく空誰かにちょっと伝えたい」の部分からかな?と推測。


福岡・大阪でもやっていたが、はいりの歌詞、

「何が僕にできるかわからないけど」のところを

わからないけれど〜↓お〜お↑!(クソザコ表現力)みたいな感じで崩してきてるところに心が何だかざわついた。決して悪い意味ではないが、何か動いたというかザワザワした。


あと、私は立希の演奏が好きなのですが、確かこの曲だったかな。サビ前でのスティック回し見て(ああ、これで好きになったんだ!)と思った覚え。もしかしたら、迷星叫との覚え違いかも。まあ、立希のスティック回し他でも都度都度やってるだろうし、今度より注目して見てみたい。


大サビ前の歌詞

「(心がギュって動いた) それを声にしたい」

()部分は普段はコーラスのみが歌うところをボーカルの燈自身も被せるようにして歌い、その後少しリズムを崩しながらも声にしたところに私の心がギュって動いた。ちょっと何言ってるかわかんない。


最初、リズムを意図的に崩したのかな?と思ったが、配信見る限り、意図的にではなく崩れちゃったみたい。でも、そのあと立て直して、最後はきっちり合わせるあたり見事だなと改めて感心?しちゃった。


  潜在表明

福岡・大阪公演においてもAメロ/Bメロの部分を音源よりもかなりモノローグらしく感情を込めて歌っており、愛知公演でもそこは同様だったと思う。
ただ、きちんと覚えきれないが細部は違っていたはず。大阪公演では2番Aメロでステージ端に行ってびっくりした覚えが。

ボーカルの燈ちゃんを中心に見ていたが、今回楽奈ちゃんがよく見える位置にいたのもあって楽器の演奏の方に意識を向けてみた。
壱雫空などの曲のような楽しげではない、動きを控えめにしたクールでかっこいい演奏でボーカルの燈ちゃんを支えている。特にAメロ/Bメロのモノローグ部分でそんな風に映った、だから燈ちゃんの表現がより光るのだろう。

影色舞に続いて照明について。AメロやBメロでは、「地下鉄の窓」や「ため息に曇って見えなくなっていた」、「深く深く潜ったままの」などの歌詞に表されるような暗い闇、夜とか深海とかをイメージしたような青系統の落ち着いた照明。ここらへんは、燈ちゃん自身の世界を表しているのだと思う。

1番のサビでは、歌詞の「眩しすぎる正しさで僕へと照りつけないで」を客席にクソ眩しい(まぶしい)照明を当ててダイレクトに示している。
ラスサビでは、眩しい光ではなくて優しい暖色系の色が当たる。歌詞は以下の通り。
「誰かが望む色には僕はなれないだから何度だって這い出した声抱えて生きる」
他人の望む色になれないことを認め、キラキラした眩しすぎる色の世界に燈ちゃんの暗い色の世界が合わさって見える穏やかな世界。意味分かんないね。
あるいは、燈ちゃん自身が他人の世界に飛び込んで新しく放たれた色が穏やかな暖色系の色なのかな??と思う。イメージはあるんだけど、伝えられないね。


  君の神様になりたい

  • 楽奈ちゃんの冷たい視線が客席に刺さる


順番としては福岡・大阪と一緒なんだけど、先程の潜在表明の終わりのハウリング音(フィードバック奏法というらしい)がずっと残って、何だ何だ!?となってるところへの「君の神様になりたい」は鳥肌が立った。うおおおおおおお!!!って感じ。


さて、この曲で見てたのは楽奈ちゃんのギター。

この曲自体が、MyGO!!!!!含めたあらゆる音楽の力を否定するような強烈な無力感を歌ったものと思う。

途中で、楽奈ちゃんがお立ち台にあがった。

ずっと見てたが、信じられないくらい無表情。冷たい目で客席を見つめてる。一緒に音楽楽しもう!という風ではなく客を観察している感じ。それがまぶたに焼き付いた。


 MC(声出し)

愛音ちゃんが1階、2階。
そよさんが男子女子。
立希が愛知からの人、海外の人。
そして、楽奈が「Zepp全員。」

最初に見た福岡公演のときはちょっとびっくりしたけど、すっかりおなじみって感じ。今後も楽奈で締めるのかな?


  歌いましょう鳴らしましょう

もっとボリューム上げていけますか!?

の最後の燈ちゃんの煽りから始まって何だかとても楽しかった。あんまり記憶がない。唯一あるのは、「さあ歌いましょう」というサビの歌詞でつられて歌いそうになったとこ。あの歌ってどこ声出していいんだろ?ちょっと掴めてないかも。まあ、でも。楽しかったからいっか。


  音一会

  • サビの「ありがとう」が印象的であるが故に。
ちょうど1年前に聞いたなあという思い出深い曲。潜在表明がよりモノローグらしく歌っていたように、この曲のAメロ/Bメロ部分はより語るように歌っていたのが印象的だったかな。


私の楽奈ちゃん側には途中で愛音ちゃんがやってきて嬉しかったなあ。あとは、間奏のギターの見せ場!楽奈ちゃんの超絶上手いギターテクが見れてすごく満足感あふれて良かった。

最後のwowwowwowの部分もこちらは皆で大合唱できて大満足。


また、三度照明に触れると、

1番サビ前「顔を上げて歌いたい」

2番サビ前「あの雨音を乗り越えて体中に響いたんだ」

の歌詞で、すっと照明が上がりサビで暖色系の照明で希望を表すような表現が感じられた。(勝手に感じただけかな?)


さて、この曲に関して。

リアルライブで歌う分には観客に対しての感謝をMyGO!!!!!から贈ってくれてる歌と勝手に思っている。

特に、「聴こえた拍手の音が記憶を超えた」のあたり。コロナ禍のリアルライブは拍手オンリーだったので、それを表している印象が個人的にはしてる。


その感謝が「ありがとう」

もう直接的すぎて。心に刺さる。私はそんなこと言ってもらっていい人間なのかなと。毎回毎回思ってる。でも、最初に聞いたときよりは少しはそれに値する人間に近づけてるかなと最近は思えるようになった。成長、というわけではないが。認識の仕方が変えられたのかもしれない。


その事も含めてこちらからも改めて、何度でも言いたくなる。ありがとう、と。


  迷路日々

ありがとうで締める音一会から、サビ始まりの迷路日々。なんて明るいつなぎなのでしょうか。サビで飛び跳ねるのがメッチャ楽しかった思い出。開演前に既に体を痛めてたのが嘘のように。サビで跳んでる間は楽しさだけが体を支配してたように思う。

向こう側でそよと愛音が向かい合って演奏してたのは率直に羨ましかった。


  回層浮

ライブではコーラスから始まるこの曲。結構不気味な感じで最初に福岡公演で聴いたときの感想は恐怖が真っ先に浮かんだ。

自分の思考がぐるぐる囲んで今日に閉じ込められて昨日にも明日にも逃げられない。多分、不気味さを醸し出してるのはコーラスの声で、なんとなーくのイメージだと「かごめかごめ」みたいな。伝わらないか


潜在表明と同様にモノローグ部分の燈ちゃんの表現が激しく、間奏でしゃがみこんでその暗い感情に畳み掛けるように演奏も激しくなる。

音源で聞くのとは全く違った印象になると思うので、是非ライブでいっぱいの人に見てほしい。でも、私の席は奪わないで。


基本線は絶望の曲であり、最後の最後で希望を見出しているこの曲。

歌詞から抜粋するとこのあたりかな。

「僕は知っているどこへいけばいい 僕は知っている運びたい想い」

そして、ラストが

「今日生まれた言葉届けにいかなきゃ明日を願った」



昨日が遥か遠くても(台詞ママ)

昨日を追い出されても

眠れない 終われない

生まれた言葉を感じた言葉を

届けに行かなくちゃ

だから

今も記憶を押し付けるこの渇望で

今日に馳せても

いいよね!

  

砂寸奏

繋ぎが完璧すぎて言葉にせずともラストなんだと思い知らされた。回層浮で被っていたフードを↑の台詞最後で放りだして砂寸奏へとつながる。


この砂寸奏という曲、何というか今日を歌うことに怯えていないというか。むしろ歌いたい、歌うことを楽しんでいる。そんな感覚を曲全体から感じる。

歌詞で引っ張るとこのあたりかな?

「僕らに降り注ぐ時の粒つかまえ 

 握りしめた熱を轟かせて


 今日に馳せても いいよね」


今日に閉じ込められる絶望感が溢れた回層浮で最後に見つけた希望。そこから、今日を歌って歌い続けることを渇望する砂寸奏へと繋がった流れがとても納得する感じがした。


今までの公演はバラバラでの披露、シングルでも→回層浮となっている。

しかし、回層浮で見つけた届けたい想いへのアンサー的な立ち位置に砂寸奏がいるのが自分にとっては1番正解?に近いような。うーん、上手く言い表せない。


ともかく、このツアーでの本編ラストに相応しいラスト2曲の流れだったというのが私の感想。誰か噛み砕いて代弁してくれ。



  無路矢

アンコール。

正直今までの公演から予想できたことと、本編ラストの余韻に浸ってて何も覚えてない。


 MC(最後の挨拶)

大変恐縮だが、私の言葉でまとめたものを以下に。


林さん:ライブの度に史上初、最大を更新できるのがありがたい。遠くになる寂しさはあるがMyGO!!!!!のパワーは広げられる。新人の声優・バンドマンだけどMyGO!!!!!の名に恥じないよう頑張っていきます!

小日向さん:今回のライブツアーで全てが成長できたとは言えないかもしれないけど、ここから進化できるようにそよちゃんと一緒に頑張っていきたい!

青木さん:ついてきてくれる皆が、MyGO!!!!!という居場所がほんとに大好き。バンドやライブハウスが好きなのでツアーの期間が楽しかった。色々あるけど、一言やりきったな。


立石さん:ライブに来るまでって労力もお金もかかって大変なのに、MyGO!!!!!のために集まってくれる人がたくさんいることが感じられて幸せだった。ツアーを通して、次のライブがあることが当たり前じゃなく、応援してくれる人がいるからこそであり幸せことと実感できた。次に向かって10人で頑張ってくからついてきてください!


羊宮さん:大切にしたいことを大切にするのは難しい。大切にできるのは自分の能力・キャパの範囲でしかできない。大切が増えると、優先順位ができちゃう。できることを大切にしていて、それは大切にしたいことではないのでは?と思う。

大切だからこそ感情に揺さぶられたり。大切にするのは難しい。選択がマイナスになることもあるかもしれないけど、そんなに考えるのは気持ちを込められるからこそ。それは羊宮さんにとってはMyGO!!!!!。一人ひとりそんな存在があるはず。MyGO!!!!!はそんな大切なものへの迷う過程も素晴らしい、それらも大事に歩いていこうってバンドだと思う。


こんな感じ。特に、羊宮さんのがまとめられなかった気がする。生の言葉を感じにライブ来てください。


  焚音打

体も心も完全燃焼できたんじゃないかな。だってメンバーも客も会場全体があんなにも熱いんだもん。普段斜に構えてる自分だってその熱にあてられちゃった。


最後に英語歌詞をコーラスと合わせて観客が歌うところ。他の公演、ライブでもとても盛り上がって感情が昂るところである。そこの2回目に被せる羊宮さんの歌詞が普段と変えてきたの。以下↓

彷徨する渇望の中で

見えた景色に生まれた感情に

間違いも正解もないから

それぞれが掲げた拳に

それぞれの宝物があるから

だから最後まで握りしめ続けるんだ

大丈夫迷うことにもう迷わない


どうですか!?
これをライブでやられた日にはもうね。感情が嫌でも大爆発ですよ。何かこう、冒頭でも書いたけど、燃えきった!って感じになるの。


最後にメンバーが挨拶してから。
羊宮さんが涙を見せて、それを林さんを始め皆が抱きとめて、最後に立石さんが強く抱きしめて。それだけの強い想いをぶつけてくれたことが本当に尊く。ありがたく。何と言えばいいか。
もちろん、羊宮さんやメンバーだけでなくこのツアーに関わってくれた人たちに本当に感謝ですね。

最後に


今まで、できるだけ全部みたい聴きたい覚えたい!って思うことが多かったけど、今回のライブツアーで忘れちゃうくらいにワーって盛り上がるのもまた一興かなと思った。

次は、4/29のポピパとの合同ライブ「Devide/Unite」で。今からすっごく楽しみ。その感想もまた、書くかな?かけるといいなあ。