東京・神谷町の結婚相談所

婚シェルジュ東京の今仲綾子です。

 

 

六本木ミッドタウンのサントリー美術館では、

「日本美術の裏の裏」展が開催中です。

(11月29日まで)

 

 

 

ここは、「生活の中の美」をテーマとした美術館。

 

今回の展示は、日本の「生活の中の美」の

”愉しみ方”に焦点をあてたもの。

 

 

日本の美術の展覧会って、

どのように見たらいいの?

 

 

という方にぴったり!

 

 

もちろん、日本の美術が大好きな方には、

この上もなく、幸せな空間です。

 

 

最初の展示室に入ると、

いつもとは違う空間が広がります。

 

 

 

襖があるだけで、一気に「お家」感が出てきます。

 

もともと、屏風や掛け軸は、

畳の上に座ってみるもの。

 

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そして、どのような置き方をするかも、

自由です。

 

並べても、90度に置いても、

向かい合わせでも。

 

 

この屏風なら、お月見にぴったり。

ススキとお月見団子を用意して

月の出を待つ・・・なんて想像をふくらませると

ただ「鑑賞」するときよりも

楽しさが倍層しませんか?

 

 

 

 

続いて、「小をめでる」コーナー。

 

日本人は、昔から小さいもの好き。

 

 

 

 

これはミニチュアサイズの雛道具。

驚くべき精巧さです。

 

 

 

 

 

次のコーナーでは
ヘタウマだけど、思わず見入ってしまう絵。
 

 

 

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なんというか・・・

上手さとか技巧とは対極の絵。

 

 

 

 

でも、このプリミティブな感じが
じわじわきます。

 

 

 

 

見れば見るほど、引き込まれる。

 

 

 

これだけ贅沢な色を使えるということは

大真面目に作った物のはず。

 

なんか、いいよね。

 

 

 

 

動物を主人公にした物語。

 

 

 

ねずみが主人公のお話では

馬もねずみが化けているみたい。

 

 

 

さらに、やきものの楽しみ方、

 

 
 
ぐるりと一周すると
 

 

見る角度によって、

全然違う景色。

 

 

 
そして、和歌があふれる世界から生まれた美術。
 
 
わたしが偏愛する宗達と光悦のコラボ。
 
 
この絵と文字の配置の妙がすばらしい・・・
読めなくてもうっとり。

 
最後は、「風景にはいる」のコーナー。
 
 
山水図って、よくわからないと思ったことありませんか?
(わたしだけ?)
 
 
このコーナーには
ヒントが沢山提示されていて
 
それをきっかけにじっくりと絵をみると
次々に発見が出てきます。

さらっと見ただけでは、印象に残らない絵も
ゆっくり、じっくり見ていくと
意外な面白さが見つかるかも。
 
この屏風も、全体を見ると
富士山と隅田川の景色だなー
くらいの印象。
 
 
でも、じっくり目をこらすと
 
 
宴会で盛り上がったり
 
 
お花見の陽気な賑やかさだったり
色々な人が登場してきて
いつまでも見ていたくなっちゃう。

 

この屏風が描かれた頃の人は

これを見て、どんな楽しみ方をしたんだろう?

 

とか、

 

かつての江戸の風景に思いを馳せたり

当時の人の物語を想像するのも面白そう。

 

 

 

時節柄、おしゃべりには配慮が必要ですが

感想や発見、そこから広がる空想をシェアすると

すごく楽しい時間が過ごせると思います。

 

 

日本の生活には、

こんなにも、美があふれていたんだ

と感じられる展覧会。

おすすめです!

 

 

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