<ワインを買って、家で飲んでみよう!>テーマ1
・ ワインを買いに行く
・ 家庭での保存法
・ ワインをおいしくいただく適温の目安
・ ワインと料理の組み合わせ
・ ワインを飲み残してしまったら?
「ワインって飲むのは好きなんだけど、よく分からないんだよね。」
こんなふうに思われたことはないですか?
クリスマス、お正月、誕生日、卒業式、結婚記念日・・・・などの特別な日には、シャンパーニュやワインを開けることも多いでしょう。
最近では、ごく普通に家庭などでもワインを楽しむ人が増えてきました。
ワインって、少し難しそうと思われる方もいらっしゃると思いますが、ちっともそんなことないのです。ワインが好きだったり、ワインを飲んでいる雰囲気が好きだったりするのが、根本にある大事なことなのです。
「雰囲気は好きなんだけど、お酒は弱くて・・・」という方は、シャンパーニュをはじめとするスパークリングワインはいかがでしょう?フルーティーで飲みやすいものが多いということもあってでしょうか、お酒が弱い人でも、「なぜか、これだと大丈夫」という話をよく耳にします。最初の一杯だけ、試されてみるのもいいかもしれません。
いずれにしても、「楽しい」とか、「何かワクワクする」とご自分が感じることが一番大事なことだと思います。こちらのコラムが、少しでもその手助けになればと思います。
これからも、ますますあなたのワインライフを楽しく、充実したものにしていってください!
週末の夕食やホームパーティーなど、家でワインを楽しむ機会は、最近特に増えてきました。
さまざまな種類のワインとお料理、そして気の置けない仲間や家族との時間。
ワインのことをちょっぴり知って、さらに素敵な時間をお過ごしくださいね。
◆ ワインを買いに行く
* 一言でワインを買いに行くと言っても、たくさんのお店があります。お店選びもワインを選ぶ上で、大切なポイントです。
まずは、家庭で楽しめる価格帯(1,000円~3,000位)のワインがどのくらい豊富かに注目してみましょう。
そして、自分の好み、何に合わせたいなどシチュエーションなんかを伝えてみるのです。
例えば、「あまり渋味が強くない方がいい。」、「今日は、友達と持ち寄りでホームパーティだから、ちょっと華やかな感じがいい。」など。
お店の人が味を確かめて選んだワインを置いているところであれば、それにふさわしいワインを選んでくれるでしょう。
◆ 家庭での保存法
* 蒸し暑い夏に、寒い冬。日本は、大きな温度変化を嫌うワインにとっては決していい環境ではありません。家庭では、どのように保存すればよいのでしょうか。予算や置き場
が許すのであれば、ワインセラーを購入するのが一番です。
最近は、5、6本くらいからという手軽なものも多くなってきています。
それが難しいようであれば、新聞紙にくるんで、ダンボール箱や木箱の中に寝かせて入れて保管するのもおすすめです。
そして、床下収納や納戸など、温度変化が少ないできるだけ冷涼な場所に置いておくといいですよ。
ただし、これで絶対安全というわけではなく、あくまで、ワインセラーがない場合の代替案だと考えてくださいね。
◆ ワインをおいしくいただく適温の目安
* ここでご紹介するのは、あくまで「目安」です。一番大切なのは、ご自分(または一緒にいる仲間)が美味しく飲めるということ。
人それぞれ好みがありますので、いろいろ試してみて、ご自分の好みを探すのも面白いでしょう。
* よく言われているのは、「赤ワインは常温、白ワインは冷やす」ということ。
実はこの場合の「常温」とは、昔のヨーロッパの室温で16~18℃くらいのことなのです。
日本では夏場、エアコンが効いていても、一般家庭の室温は24、5℃前後のところが多いと思います。ということは、赤でも少し冷やして飲んでもいいのですね。ただ濃厚な赤ワインは、冷やしすぎると渋味が目立ってきますので、ご注意を。
軽いタイプの赤ワインであれば、濃厚なものよりもさらに冷やしても美味しいです。
一方白ワインは、冷やすとフレッシュな酸味が際立って、さわやかな感じになります。
さわやかさよりもまろやかさを楽しみたい時は、温度を少し高めにしても。
* 目安としては
・ シャンパーニュ・・・4~10℃
・ 白ワイン(辛口)・・・6~13℃
・ 白ワイン(甘口)・・・4~8℃
・ 赤ワイン(ボジョレーなど軽めのもの)・・・10~13℃
・ 赤ワイン(それ以外)・・・14~16℃
ご参考までですが、ビールがおいしいと感じる適温は、6℃程度といわれています。
◆ ワインと料理の組み合わせ
*お料理とワインの組み合わせは、「結婚」に例えられていて「マリアージュ」と言うのです。
なんだか、ロマンチックではありませんか?
このマリアージュに、「絶対」はありません。
一般的には、魚料理に白ワイン、肉料理に赤ワインと言われてもいるので、そのように思われている方も多いのでは?ただ、必ずしもこれにとらわれることはありません。
ひとつの目安として、「ワインの色」と「料理(もしくはソース)の色」と合わせてみて下さい。
種類 |
ワインの色 |
ワインの特徴 |
合わせるソース |
白ワイン |
ほんのりグリーンがかっている |
フレッシュでさわやかな酸味 |
ハーブやバジルを使ったもの |
明るいイエロー |
まろやかな酸味 |
卵、クリーム系のもの |
|
ロゼワイン |
サーモン/ローズピンク |
やや甘口、辛口 |
トマトソース、チリソース |
赤ワイン |
ライトなレッド |
渋味が強くない |
しょうゆ味、甘辛系のもの |
ダークなレッド |
濃厚で渋味がある |
フォン・ド・ヴォー |
◆ ワインを飲み残してしまったら?
* 一度開けたワインは、酸化が進んで風味が失われてしまうのです。
ですので、基本的には飲み切るのが望ましいと思いますが、残ってしまうこともありますよね。
そんな時は、コルクをして立てたまま冷暗所に保管します。
ワインストッパーと呼ばれる、ボトル内の空気を抜いて保存できるものを使うとさらに効果的。
ワインが空気に触れて酸化するのを防いでくれます。市販されているものなので、すぐに買えますよ。4、5日経って香りが薄れてきてしまったら、フルーツやオレンジジュースを加えてサングリアをつくったり、料理(ソース)などに使うこともオススメです。

