「ことば」は人をつなぐ

 

 

 

「早くも絶賛多数!!
消えてしまうかもしれない、そんな大切な母国語を守りたい、遺したい・・・
辞書作りのために、懸命に生きた人々の感動の物語」

 

…という韓国映画「マルモイ」

 

公開が延期になっちゃいましたが、

もちろん待ちますよ!

 

私は字幕を付けるのが仕事なので

初めて見た時は

「日本語字幕、どうつけるんだろう」と

思いながら見ました。

 

ストーリーは字幕で十分、伝わると思いますが

細かいところまでは、たぶん日本語では伝わりにくいのではないかなと

感じたりも。

 

こういう時は韓国語を知っていてうれしい、と思うのです。

 

言葉は時には壁になるけれど、

突き破っていったら、その国の人の心に入り込めます。

 

ステキなツール、「ことば」。

 

 

私はスケールの大きな「パラサイト」みたいな映画より

こういう映画がタイプです。

 

演じている人たちがまたいいんですよね。

 

 

この映画こそ「ことば」がテーマだし

同じ監督作品の「タクシー運転手」も新聞で状況を伝える、

つまり「ことば」で当時の様子を伝えたいと必死だった人々の

ストーリーなんですね。

 

「ことば」の偉大さ、すばらしさ

距離を置くように言われるこんな現在の社会をも

しっかりつなぐのは「ことば」。

 

マルモイの時代も

朝鮮は日本語を強要されていましたが

母国語を守ろうと心が動いて、1つになったんですね。

 

コロナでいま、個々が離された環境を強いられていますが

「ことば」というツールがあれば大丈夫。

 

人々はしっかりつながっていくことができます。

 

ことばは人をあたたかくもするし、

傷つけもするツールですが

心とつながっていることを忘れなければ

豊かな社会を一人ひとりが築いていく生きがいをもてるのではないかな。

 

 

 

https://marumoe.com/