昔、その子が幼稚園くらいの時
1回、同じ空間で過ごしたことがあるんだよね。
鮮明に覚えている。
帰りの車の中で、夫と、
「あの子、違うね、光る子だね」
と。
わたしは、リアルに数人しかギフテッドには
出会ったことはないんだけど
その子は、そう。
何かの特技を披露したわけじゃなくて
ほんの2時間弱、その子の動きや振る舞いが
ただ、光る。
10年後、言われないとわからないぐらいに
平凡になっていた。
もしかしたら、このあと
目を見張る様な光を放つのかもしれないけれど
。
ギフテッドは、環境が大事だろう。
どんな学校か。
親なんかより、友人や先輩後輩、先生からの影響を受けるよね。
どこに住むのか、も大きいだろう。
ギフテッドの子は、当時本当にかわいらしく
溌剌と、
ああそうだ、
生き生きとした振る舞いに、私は心を奪われたんだな。
その子はギフテッドであることから
さまざまな問題にぶつかり
のりこえてきた、と耳にして
あーそうか。なるほどな。
自分の才能に疲れちゃった姿なのかな。
自分で封印しているのかな
なんて思うわ。
眠れる獅子かな。