Ⅰサムエル記 6章

1~12節 契約の箱の返還

契約の箱は7ヶ月間ペリシテの野にいた。
→ イスラエル人に拒まれた主イエス


ペリシテ人の祭司と占い師たちの教え
「神に対して償いをしなければなりません。」
→ ペリシテ人は、自分たちに下った災いが自分たちの罪が原因であることを理解した。

※イスラエル人は、ペリシテ人との戦いで敗北した原因が罪であることを悟らなかったことと比べると、いかにイスラエル人が鈍感であったことがわかる。


※未信者よりもクリスチャンが罪に対して鈍感であることは、恥ずべきこと



アブラハムは嘘をついたので、パロやアビメレクから咎められた。
(創世記12:18、20:9)


五つの金の腫物と、五つの金のねずみによる裁き
→ 7ヵ月の間、腫物とねずみで苦しめられた


イスラエル人は、モーセの時代から神様のことを捨ててすぐに偶像に傾いたが、
400年ほど前のモーセの時代の出来事をペリシテ人は覚えていた。(6節)



新しい車を2頭の雌牛にひかせて去らせる。


ベテ・シェメシュに上って行くなら、わざわいがイスラエルの神による。


神様は、雌牛が引いた車を導いて、ペリシテ人に下った災いが神様からのものであることを示した。
雌牛は子牛のもとに帰らなかった。


※ペリシテ人は、雌牛と子牛を引き離したが、イエス様はエルサレム入城の時に、子ろばと一緒に母ろばも連れて行かれた。
(マタイ21:7、マルコ11:7)



13~21節 返還された契約の箱

ベテ・シェメシュの人々は、谷間で小麦の刈り入れをしていた。
→ 五旬節(ペンテコスト)の頃

ダゴンを切り離す → キリストの復活(初穂)
五旬節の頃 → 集会の誕生(収穫)

※ベテ・シェメシュは祭司の町
(ヨシュア記21:16)

車はヨシュアの畑でとどまった。

→ ヨシュアの意味は「救い主」



車を薪にして、2頭の雌牛を全焼のいけにえとしてささげた
→ 2頭の雌牛は復活したキリストのために殉教する聖徒たちの型



ベテ・シェメシュの人たちが、好奇心によって神の箱の中を見たために70人が死んだ。
→ 蓋を取って覗くことは、直接、律法に触れることになるので、当然裁きが下る。


※単なる好奇心で、あるいは軽々しく神様に近づくと、大きな災いが下る。

アロンの子ナダブとアビフは異火を焚いたので、火によって裁かれた。
(レビ記10:1)

ユダヤの祭司長スケワの七人の息子がパウロのまねをして、悪霊によってひどい目にあった。
(使徒19章)


ベテ・シェメシュからキルヤテ・エアリムへ契約の箱が移される

※キルヤテ・エアリムの人々は、ヨシュアを騙して生き残ったギブオン人だったが、信仰があったので、神様はその住民を祝福された。

キルヤテ・エアリム
(ヨシュア記9:17、ネヘミヤ記7:29)

神様に近づく時には、信仰が必要。

(ヘブル11:16)


※契約の箱はシロに帰らなかったので、シロは廃れていった。

(詩篇78:60)



※70年後にダビデがエルサレムに運ぶ

(Ⅰ歴代誌13:5)