マタイ 2章


1~2節 東方の博士たちのエルサレム訪問

東方の博士たちがどのような方法でキリストの誕生を知ったのかわからないが、神様が導かれた。

※東方の国がパルティア(ペルシャ)ならば、ダニエル書を調べたのかもしれない。


3~8節 ヘロデ王の動揺

ヘロデ王はユダヤ人ではなくエドム人
にせ者の王だから、本物の王の誕生を恐れた。

エルサレム中の人もヘロデ王と同じように恐れた。

→ 罪の生活をしていたので神の裁きを恐れた。



律法学者たちは聖書を調べていたので、キリスト誕生の場所を知っていた。
しかし、東方の博士たちのように礼拝には行かなかった。

ヘロデが幼子のキリストを殺すために博士たちから星の出現の時間を聞きだした。


9~12節 博士たちの礼拝

黄金、乳香、没薬を捧げた。
・黄金 → キリストは神
・乳香(白色の香料) → キリストは聖なる方
・没薬(死体に塗るもの) → キリストの十字架の死

※博士たちは3人とは限らない。


13~15節 エジプトへの避難

ヘロデの殺害から逃れるためにエジプトに避難する。
旧約聖書の預言の成就(15節)

※悪魔はヘロデを使って、キリストを幼児の時に殺害しようとした。
(黙示録12:4)


16~18節 ベツレヘムの幼児殺害

ベツレヘムの2歳以下の幼児を虐殺した。
旧約聖書の預言の成就(18節)

※東方の博士たちが来た時にキリストは1歳くらいになっていたと思われる。
博士たちは飼い葉おけに寝かされているイエス様を礼拝したのではない。


19~23節 ヘロデの死とナザレへの帰還

エジプトからイスラエルへ帰還するが、ヘロデ王の息子のアケラオがユダヤを治めていたのでナザレに住んだ。

旧約聖書の預言の成就(23節)


※ナザレは貧しい村(ヨハネ1:46)



※マタイの福音書は旧約聖書をよく知っているユダヤ人向けに書かれたから
「預言の成就」と書かれている個所が多い。