使徒の働き 27章

パウロのことばを無視した航海
→ みことばを無視した教会の歴史


1~8節 イタリヤに出航

「私たちがイタリヤに行くことが決まったとき・・・」(1節)
「私たちは、アジヤの沿岸の各地に寄港して・・・」(2節)
→ 「私たち」と書かれているのはルカも同行していたことを示している。

※使徒16章10節から「私たち」と書かれているので、ルカはその時からパウロと同行したようである。


9~20節 パウロの警告

パウロは、良い港から出航することは危険であると警告した。

百人隊長はパウロよりも航海士や船長を信用した。
→ 神のしもべのことばより自分たちの経験と判断に頼ったので暴風にあう

穏やかな南風が吹いて来たので出航した
→ 状況が自分の思い通りであったとしても聖書に反していたらみこころでは無い

出航して間もなく暴風が吹いて巻き込まれてしまう。


※悪魔は人間が判断を誤るように状況を整える。


※ヨナが神様の命令に逆らって逃げてヨッパに下ったら、タルシシュ行きの船がいた。

ヨナが船に乗ると暴風が吹いてきた


※イスカリオテのユダと祭司たちの交渉は上手く出来た。



※聖書のみことばより人間的な判断で行動をすると不必要な困難を招く


21~26節 パウロがみんなを励ます

パウロは彼らの失敗を思い起こさせた(21節)

パウロに与えられた神様のことばを告げてみんなを励ます(22~24節)

船は失われるが、いのちは救われる
→ 全世界を失ってもいのちを失わない方が良い(マタイ16:26)

神様によって告げられたことは必ず実現する(25節)
→ 聖書のことばは間違いなく実現する(マタイ5:18)


27~32節 水夫たちの逃亡を防ぐ

陸地が近づいたので水夫たちが逃げだそうとした。

パウロが百人隊長たちに警告して水夫たちの逃亡を防いだ
→ パウロを信頼するようになった


33~38節 食事をする

パウロは次の日に助かることを告げられていたので食事をすることを勧めた。

神様に感謝をして食事をした。
→ パウロは困難の中でも感謝した

「いつも喜んでいなさい。
絶えず祈りなさい。
すべての事について、感謝しなさい。
これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。」
(Ⅰテサロニケ5:16~18)


十分食べてから麦を全部捨てた
→ パウロのことば(次の日に助かること)を信じた


39~45節 船が暗礁する

兵士たちが囚人たちを殺そうとしたが百人隊長はパウロを助けようとして止めた
→ 百人隊長はパウロのことを神のしもべとして認めた

パウロに言ったとおりに「船は失われたが、全員が助かった。」


※信仰に堅く立つと困難の中に神様の栄光が現される。