使徒の働き 14章

1~7節 イコニオム伝道

パウロとバルナバはユダヤ人の会堂で福音を語った。
ユダヤ人もギリシャ人も大勢の人が信仰にはいった。

パウロとバルナバは、主によって大胆に語った。
→ 福音を語る時には、主の働きが必要

主は、パウロとバルナバによってしるしと不思議なわざ(奇跡)を行なって、福音が神様から出ていることを証明された。
それにもかかわらず、信じようとしないユダヤ人が異邦人を扇動して石打ちにしようとした。
→ 信じようとしない人は、目の前でどんな奇跡が起こっても信じない。


8~18節 ルステラ伝道

生まれながらの足なえの人が信仰によっていやされる。
いやされた奇跡を見た群衆は、パウロとバルナバを神々として礼拝しようとした。
パウロとバルナバは、まことの神さまのことを証しした。

神様は天と地と海とその中にあるすべてのものを造られた。
生ける神に立ち返るように
過ぎ去った時代には、自分の道に歩むことを許しておられた。
恵みをもって季節を与え食物を与えておられた。

※パウロは使徒17章でも同じことをアテネで語る。


19~20節 パウロが石で打たれる

アンテオケとイコニオムから来たユダヤ人が群衆を抱き込んでパウロを石打ちにする。

※コリント第2の手紙12章に第三の天に引き上げられたことが書かれている。
ルステラで石打ちにされた時に、第三の天に引き上げられたと思われる。
この時に、目に傷をおって生涯苦しんだが、それはパウロが高ぶらないためのとげとなった。
ガラテヤの信者はパウロに自分の目を与えたいとさえ思った(ガラテヤ4:15)


21~28節 小アジヤを巡回しアンテオケに帰る

パウロとバルナバはデルベで福音を伝え、ルステラ、イコニオム、アンテオケに引き返し弟子たちの心を強めた。

「私たちが神の国にはいるには、多くの苦しみを経なければならない。」
→ 福音伝道には苦しみ(迫害)が伴う(へブル11:32~39)

教会ごとに長老を選んで、主にゆだねた。

※パウロは使徒だったので長老を任命する資格があった。

※使徒時代には按手をする権威が与えられていたが、

使徒たちがいなくなってからは、按手する権威を持った者はいない。



使徒たちがいなくなってからは、Ⅰテモテ3章、テトス1章のみことばに従って長老が任命される。


アンテオケに帰って、福音伝道の働きの報告をした。
→ パウロとバルナバはアンテオケの教会に属していた信者なので、
アンテオケから出発し、アンテオケに戻って来る。

※どこにも属さない信者は存在しない。