使徒の働き 12章

1~19節 ヘロデによるエルサレムにある教会の迫害

ヤコブの処刑

※ヤコブはヨハネの兄弟で、ペテロ、ヨハネ、ヤコブは他の使徒たちよりもイエス様のそばにいた。
変貌の山に、ペテロ、ヨハネ、ヤコブの3人がイエス様と一緒に登った。
ゲッセマネの園でも、ペテロ、ヨハネ、ヤコブがイエス様のそばにいた。

三人の中で、ヤコブは早く殉教した。
ペテロは、年をとってから殉教した。
ヨハネは長生きをして、晩年に福音書、手紙、黙示録を書く器として用いられた。
→ キリスト者は、器としてそれぞれの役割があって、みんなが同じように用いられるわけではない。


ペテロも投獄される。
ペテロは、おそらく種なしパンの祭りの前に捕らえられて、過越しの祭りの後に処刑される予定だった。
→ 1週間くらい投獄されていたと思う。

御使いによって救出される
ペテロは御使いによって脇腹を突かれて起き上がるほど熟睡していた。
→ ペテロの大胆さは、信仰による。

「生きることはキリスト、死ぬことは益」ピリピ1:21

ヨハネ21:18の「・・・年をとると、あなたは・・・望まないところに連れて行きます。」
のイエス様のことばを覚えていたならば、ここで死なないと言う信仰があったと思う。
イエス様が天に帰ってから、まだ数年のことだと思われるので、ペテロはまだ老年ではなかった。

ペテロは御使いによって助けられて、マリアの家に行く。
マリアの家で多くの人々が集まって祈りをしていた。
召使のロデが応対に出て、門を開けないで奥に行って報告した。
人々はおそらくペテロの救出を祈っていたと思われるが、祈りが答えられた時に信じなかった。
門を開けてペテロを見ると、驚いた。

ペテロの救出をヤコブと兄弟たちに知らせるように言って、ほかの場所に行った。
※このヤコブは、イエス様の肉の兄弟のヤコブ
マリアの家に迫害が起こらないように、ほかの場所に行った。

ペテロが牢獄からいなくなったので、番兵たちが処刑された。

※イエス様が復活して墓からいなくなった時には、
「私たちが眠っている間に、弟子たちがイエスを盗んでいった。」と証言していたにもかかわらず、その時の番兵たちは処刑されていない。


20~23節 ヘロデの死

ヘロデが神に栄光を帰さなかったので、御使いによって打たれた。

※御使いは、虫を使ってヘロデの命を奪った。

御使いはペテロを救うことも出来るし、王の命を奪うことも出来る。

神様から与えられた命、能力、立場を神様の栄光のために用いなかったら、裁かれて人生を終わることになる。

御使いは神様の命令を忠実に実行する。


24節 信者への迫害が激しくなっていく中で、神のことば(福音)は、ますます広まっていく。

ヤコブが殺された時に、ユダヤ人は喜んだ(3節)


25節 バルナバとサウロはマルコを連れて、アンテオケに戻る。

マルコはバルナバのいとこ(コロサイ4:10)

バルナバとサウロは、マルコの母マリアの家に滞在していたと思われる。
ペテロのために、バルナバやサウロは一緒に祈っていた。
サウロにとって、御使いがペテロを救出したことが後の伝道旅行に益になった。