使徒の働き 11章


1~18節 エルサレムの信者がペテロを非難する

ペテロが異邦人と交わったことを、エルサレムの信者(ユダヤ人)は非難した。
ペテロは事の次第を丁寧に報告したので、彼らは了解し、共に神様をあがめた。

神様の啓示と、導きと、異邦人に聖霊が下ったことで、ユダヤ人信者は納得した。
→ 聖霊は人の思いを超えて働かれるが、聖霊はみことばに反する導きはしない

異邦人が救われることは、アブラハムに啓示していた。(創世記12:3)

ペテロはイエス様が語られたみことばを思い起こした(16節)
→ 聖霊はみことばで信者を導く

「しかし、助け主、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊は、
あなたがたにすべてのことを教え、また、わたしがあなたがたに話したすべてのことを
思い起こさせてくださいます。」
(ヨハネ14章26節)


19~26節 アンテオケでの伝道

福音が異邦人にも伝わって行く。

アンテオケで異邦人が救われたことが、エルサレムの教会に伝わっても、
ペテロによってコルネリオが救われたことがあったので、混乱が起きなかった。

バルナバがアンテオケに派遣される。
バルナバは信仰と聖霊に満ちているりっぱな人(24節)

バルナバはパウロを捜しにタルソへ行った。

※バルナバはレビ族、パウロはベニヤミン族
律法では、レビ族は他の部族より神様に近い立場だった(申命記10:8)

バルナバは、アンテオケの信者の成長のために聖書に詳しいパウロを連れてきた。
バルナバはパウロの次の立場をとった。
→ バルナバの謙遜

バルナバとパウロは1年間教会で学び会をした。おそらく毎日(使徒19:9)

アンテオケで初めて、キリスト者(クリスチャン=キリストのしもべ)と呼ばれるようになった。

ユダヤ人と異邦人の隔ての壁が無くなった(エペソ2:11~22)集まりをしたので、
キリスト者と呼ばれることを神様が許された。


27~30節 アンテオケの教会から、エルサレムの教会への援助

飢饉のためにエルサレムの教会が困難な状態になったので、
バルナバとパウロが救援の物を持って行った。

12章で起こるヘロデ王による迫害をバルナバとパウロは経験することになる。