使徒の働き 2章

1~4節 聖霊降臨

イエス様が天に帰られてから10日間祈っていた。

※天において、父、子、聖霊の三位一体の神様の10日間の喜びの交わりがあった。

父なる神様の贖いの計画があり、子なるイエス・キリストの贖いの実行が終わった。
次は、聖霊なる神様が地上に下り、キリストの花嫁であるからだなる教会の建設が始まる。
からだなる教会(普遍的教会)は、使徒2章で始まり、空中再臨で完成する。

からだなる教会の建設者はイエス樣(マタイ16章)
地域教会の建設者は信者(Ⅰコリント)


五旬節の日(ペンテコステ)
→ 神様がイスラエルの民に与えた七つの祭りの4番目の祭り

①過越しの祭り・・十字架の型
②パンの祭り・・信者のきよい歩みの型
③初穂の祭り・・キリストの復活の型
④五旬節の祭り・・教会の誕生の型
⑤ラッパの祭り・・イスラエル民族の目覚め
⑥贖罪の日・・イスラエル民族の贖い
⑦仮庵の祭り・・千年王国

キリストの復活後、50日目に教会が誕生することは神様の計画

聖霊は、風と火のような特徴を持っておられる。
・風は思いのままに吹く(ヨハネ3:8)
・火はきよめる

聖霊は集会(信者の集まり)全体をおおい、ひとりひとりに留まった。

聖霊によって異言(外国語)を語った。
※様々な言語は、バベルの塔の建設時の神様の裁き
言葉の壁を聖霊によって取り除いて下さった。


5~13節 群衆の驚き

五旬節の祭りを祝うために、離散していたユダヤ人がエルサレムに来ていた。
使徒たちが語った異言を、普段自分たちが住んでいる国言葉で聞いて驚いた。

※異言は、ちゃんとした外国語

酒に酔っているとあざけられた
※世の人は、酒に酔うと喜び、大胆になる。
信者が聖霊に満たされると同じように喜び大胆になる。


14~42節 ペテロの説教

酔っているのではなく、ヨエルの預言の成就である。

キリストの十字架と復活、昇天し右の座に着座したことを、聖書から証しした。

キリストを十字架につけた罪を責めた。(36節)

※ユダヤ人はキリストを十字架に付けた直接の責任を問われる。
ピラトは異邦人の代表として罪の無い方を守れなかった責任を問われる。
十字架に直接かかわりがなくても、救いの恵みを断ったら、やはり責任を問われる。

ペテロの説教で心を刺されたユダヤ人は、悔い改めた。

救いは「曲がった時代」からの救い。曲がった時代とは「悪魔が支配するこの世」

※宗教は、この世での救いを語る。
この世はやがて裁かれて無くなるのだから、この世の救いは意味が無い。

救いの3つのステップ(41節)
・ことばを受け入れる・・聖書を信じる
・バプテスマを受ける・・聖書に従う(ヨハネ14:23)
・弟子に加えられる・・キリストを模範として歩む(マタイ16:24)

信者が行なう4つのこと(42節)
・使徒たちの教えを堅く守る・・新約聖書の書簡に書かれていることを守る
・交わりをする・・一人で信仰生活をするのではない。互いに教え合い、助け合う。
・パンを裂く・・イエス様のことを覚えることが目的(Ⅰコリント11:24~25、ルカ22:19)
・祈りをする・・心を一つにして祈る。


43~47節 初代信者の生活と礼拝

いっさいのものを共有していた
宮に集まっていた
家でパンを裂いていた
ともに食事をし、賛美していた

※新約聖書が完成するまでの過渡期の生活
紀元70年にエルサレムが破壊され神殿も無くなった。
エルサレムの教会も無くなったが、全世界に福音が広まり地域教会が誕生する。
パン裂きも、毎日では無く、週の初めの日に行うようになった(使徒20:7)