創世記20章

1節 飢饉がないのにゲラルに行った。

神様の示しは無い

ゲラルは地中海沿いのペリシテの地(26:1)

※アブラハムがなぜゲラル地方に移動したのか、聖書には書かれていないが、
ソドムとゴムラが滅ぼされたのは、アブラハムのせいだとうわさされることを恐れたのかもしれない。


2節 人を恐れ、サラを妹だと言った。

エジプトに行った時と同じ失敗をした。

創世記18章で、サラから子どもが生まれることを告げられていたにもかかわらず、サラを妹だと言った。


3~7節 神様はアブラハムではなく、アビメレクを責めた。

神様は、御自分のしもべを弁護する。

※モーセがミリヤムとアロンから責められた時に、神様がモーセを弁護した(民数記12章)

※ヨブが3人の友達から責められた時に、神様が3人の友達を責められた(ヨブ記42章)


7節 神様は裁く前に警告と救いの道を教える

神様は警告なしに裁くことはしない(ヨナ書)


9~10節 アビメレクがアブラハムを責める。

「・・・あなたは、してはならないことを私にしたのだ。」
「あなたはなぜ、こんなことをしたのか」

→ 信者が未信者から罪を指摘されることは恥ずかしいことである。


11節 アブラハムの言い訳

「この地方には、神を恐れることが全くないので、・・・・」

→ 神を恐れていないのはアブラハム
 アブラハムの勝手な恐れ

失敗の原因
→ 人を恐れる

ペテロも人を恐れて主を知らないと言った。

「人を恐れると、罠にかかる。
しかし、主に信頼する者は高い所にかくまわれる。」
(箴言29:25)


13節 アブラハムの計略

さすらいの旅に出された時(ウルかカラン)に、サラに「妹だと言ってくれ」と頼んでいた。
それで、エジプトでもウソをついた。

神様よりも、サラに頼った。


17節 アビメレクのために祈った

非難する人のために祈った

※モーセもヨブも自分を非難する人のために祈った

ヨブは、自分の病が癒される前に、友達のために祈った。
祈った後で、ヨブは元どおりにされた。
(ヨブ記42:7~10)