創世記12章

創世記11章は、人間が救いに至るための企てが書かれている。
→ 失敗に終わる。

創世記12章は、神の提供する救いの計画が書かれている。
→ 成功

アブラムが父の家を出る。
→救いは世と離れることから始まる。
 創造の3日間と同じ(分離する)
 「出よ」「別れよ」「離れよ」


1~3節 神様の約束

アブラムへの祝福
①大いなる国民とする

②アブラムを祝福する者は祝福され、のろう者はのろわれる

※祝福やのろいの主体はアブラムではなく神様

③地上のすべての民族はアブラムによって祝福される

キリストの福音が全世界に広まって全人類が祝福される

※ユダヤ人たちはキリストの福音が異邦人に広まることを理解出来なかったが、神様はアブラムに約束していた。


5節 カランに留まっている間に、財産は増えたが霊的な成長はなかった


6~7節 シェケムで祭壇を築く


8節 べテルとアイの間で祭壇を築く

ベテル=「神の家」
アイ=「荒野の建物」

※信者は、ベテル(天国)とアイ(世)の間に住む

※べテル
ヤコブが天からのはしごを見た。
(創世記28:19)

ディナの問題のあと、上った。
(創世記35:3)


10~20 飢饉のためにエジプトへ下る

アブラムの失敗
→ カナンの地を離れ、エジプトに下る

※信仰の試練の時は、忍耐しなければならない

エジプトで人を恐れて、神様より妻に頼る(13節)

世のものは増えたが、後でロトとの間で争いとなる(13:6~7)


神様は、アブラムではなくパロに災いを下した(17)

ウソをついたことを、パロから責められる(18)
→ 信者が未信者から責められることは、恥である


アブラムの失敗は、悪い模範となってロト、イサク、ルツ記のエリメレクに影響を与えた