創世記11章

1~3節 文明(人間の知恵を誇る)

石の代わりにれんが
粘土のかわりに瀝青(アスファルト)

※自然の物を用いないで、人工の物を用いる
※聖書の中で、祭壇を築く時は石を使っている。

「主のもとに来なさい。主は、人には捨てられたが、
神の目には、選ばれた、尊い、生ける石です。
あなたがたも生ける石として、霊の家に築き上げられなさい。
そして、聖なる祭司として、イエス・キリストを通して、
神に喜ばれる霊のいけにえをささげなさい。」
(ペテロ第一の手紙 2:4~5)


4節 町を建て、塔を建てる

全地に散らされないように、町を建て、塔を建てよう

※箱舟から出た時に、全地に広がるように言われた。
「神はノアと、その息子たちを祝福して、彼らに仰せられた。
『生めよ。ふえよ。地に満ちよ・・・』」
(創世記9:1)

バベルの塔は、神様への反逆

ニムロデがバベルの塔の建設を指導した。


5~9節 神様のさばき

互いにことばが通じないように民族ごとにことばを与えた。
その結果、地の全面に広がるようになった。
→ 言葉の混乱は、ペンテコステ(使徒2章)で回復した。

ニムロデは、反キリストの型
①選ばれなくて自らが立つ
②反逆の同盟を作る
③地上に天国を作ろうとする
④材料に人工のものを用いる
⑤自らの名を上げる
⑥高い塔:目に見えるものに対する一致


神の方法
①反逆の一致を壊す
②選民を世よから分離する
③選民を世界の中心に導く
④神の建設者はアブラハム
⑤神の建てる都は目に見えない都
⑥材料は活ける石
⑦神の建てる塔はイエス・キリスト

塔が建てられたのは、シヌアルの地(古代バビロニア:偶像の町)
※アカンはシヌアルの外套を盗んだ(ヨシュア7:21)

世の終わりに神様の裁きを受ける(黙示録18:2、10、21)


神様の計画は、イエス・キリストによって一つとすること


10節 洪水の2年後、セムは百才

ノアが502才の時にセムが生まれた。
ノアが500才の時にハムが生まれた(創世記5:32)
すなわち・・・セムは次男
ヤペテは弟(創世記10:21)


11~26節 セムからテラまでの系図

ハム、ヤペテの系図には年齢が書かれていないが、セムの子孫には年齢が書かれている。
→ 神様は、信仰の人たちのことを注意深く見ておられる。

年齢が書かれているので、ノアはアブラハムの時代に生きていたことがわかる。
セムはアブラハム、イサク、ヤコブの時代に生きていたことがわかる。


27~32節 アブラムの選び

テラは70年生きて、アブラムとナホルとハランを生んだ。(26節)

※テラが70歳の時に生まれたのはハラン。
そして、ナホル、アブラムが生まれた。
生まれた順番はハラン、ナホル、アブラムだが、神様は信仰の人を一番に記録された。

父親のテラは偶像礼拝者(おそらくアブラハムも)
(ヨシュア24:2)

アブラハムをウルから連れ出し
(ネヘミヤ9:7)

アブラハムは神様の栄光をウルで見た。
(使徒7章)


ウルからカナンへ出発したが、カランで住みついた。
父の家を出て
→ 父と共に行動した

わたしの示す地
→ 途中のカランで留まる

※一部だけ従うことは、全く従わないのと同じ


神様はすべての計画を明らかにしない
1つのことに従うと、次のことを示される


32節 テラが死んだ後、カナンへ向かった。(使徒7章4節)

テラが205才で死んだ時に、アブラハムは75才(12章4節)
26節のテラが70才で生んだのはハラン。次男はナホル。
アブラハムはテラが130才の時に生まれた。
サラはテラが140才の時に、後妻により生まれた(創世記20:12)