創世記6章
1~2節 神の子たちの判断と行動
「神の子」とは、セツの子孫の信仰者のこと
※御使いと解釈する方もいるが、御使いは肉体を持たず性別もないので結婚もない。
しかし、イエスは彼らに答えて言われた。「そんな思い違いをしているのは、聖書も神の力も知らないからです。
復活の時には、人はめとることも、とつぐこともなく、天の御使いたちのようです。」
(マタイ22:29~30)
美しいのを見て妻とした
→ 信仰の有無ではなく、外見で判断した。
自分が選んだ者を妻とした
→ 神様に祈らなかった。
3節 寿命を短くされた
人は肉にすぎないからだ
→ 信仰を失った人は動物と同じ
「人はその栄華の中にあっても、悟りがなければ、滅びうせる獣に等しい。」
(詩篇49:20)
ノアの洪水以降、段々と寿命が短くなった。
※モーセは120才で亡くなった。
モーセ以降では、祭司エホヤダが130才で亡くなっている。
(Ⅱ歴代誌24:15)
4節 混合の結婚
神の子(信仰者)と人の娘(不信者)との結婚
→ サタンの方法
良い麦の中に毒麦を蒔く
聖書の教えにパン種を入れる
教会(集会)ににせ牧者、にせ教師を入れる
※信仰者が純潔を守らなければ、証しが損なわれる。
ネフィリムは勇士で名のある者たち
→ 人間的に肉体、能力の優れた者たち
5~7節 人の悪が増大する
人間的に繁栄しても、悪は増大するばかり
地上に人を造ったことを悔やむ
→ 神様の期待通りに歩まない人間を残念に思われた。
神様が地上を裁かれる宣言
8~22節 ノアの評価と救いの約束
ノアは主の心にかなっていた(8節)
その時代にあっても全き人であった。
信仰者はノアとその家族だけ
※ノアの祖父メトシェラと父レメクは洪水の直前まで生きていたので、ノアの励ましになった。
ノアは神とともに歩んだ(創世記6:8)
※エノクとノアだけに言われた(創世記5:22、24)
14節 自分のために箱船を造りなさい。
ヘブル書11:7には、「家族のために造った」と記されている。
子育てをしながら造った。
→ 家族への伝道
片手間では出来ない
→ 信仰生活は片手間では出来ない
14~16節 箱舟の造り方
箱舟はイエス様のひな型
①ゴフェルの木
→ キリストが人として生まれる
②部屋を作る
→ 部屋は神様との交わり(マタイ6:6)
③外と内をタールで塗る
→ 罪の行動(外)と思い(内)も裁きから守られる
※新改訳第2版では「やにで塗りなさい」
やには木の傷から出る。キリストの血によって裁き(洪水)から守られる
④長さ、幅、高さは、300キュビト(132m)、50キュビト(22m)、30キュビト(13.2m)
→ 広い(キリストにある自由)
⑤天窓を作る
→ 希望
⑥戸口を1階、2階、3階に作る
→ 全ての人に救いが提供されている
※全ての人・・性別、年齢、身分、能力に関係なく救われる
ニコデモもサマリヤの女も救われた
⑦食料
→ キリストこそが、まことの食べ物
18節 救われる条件は、箱舟を造り、そこに入ること
新約時代は、イエス・キリストを信じることで救われる。
19~21節 箱舟に入れるもの
各種類の鳥、動物、はうもの
→ 信者には様々な人たちがいる
※12使徒も性格や個性は異なっている
22節 ノアは命じられたとおりにした。
※7章5節にも「ノアは命じられたとおりにした。」と書かれている。
●命じられたとおりにした人
モーセ 出7章6,10,20、
出39章
レビ8章、9章、10章、16章、24章
民数記、申命記
ヨシュア 10:14、11:15
エルサレムの信者たち(使徒2:41~42)
コリントの人たち(Ⅰコリント11:1~2)
●命じられたとおりにしなかった人
士師17:6、21:25
「めいめいが自分の目に正しいと見えることを行なっていた。」
サウル(Ⅰサムエル15:22)
ペレツ・ウザのダビデ(Ⅱサムエル6:2~7)
※命じられたとおりにしないと祝福は無い。