12章でユダヤ人が主を拒んだ(マタイ12:24)ために、13章でたとえ話をされた。
たとえ話は、進んで耳を傾ける者には啓示だが、反対する者には真理を覆い隠す。
イエスは家を出て(13章1節)
「家」はユダヤ人を示している。
「出て」は祝福がユダヤ人から異邦人へ向かうことを暗示している。
七つのたとえ話は、神様の人類に対する計画(奥義)を示している。
※マタイ13章とともに、
レビ記23章の七つの祭り、
黙示録2~3章の七つの教会も
神様の計画を示している。
①種蒔き
みことばが蒔かれる
道端の種を鳥が持ち去る---悪魔がみことばを持ち去る。
土の薄い岩地に落ちた---困難や迫害で実を結ばない
いばらがふさぐ---世の心づかいと富によって実を結ばない
良い地に落ちる---みことばを悟って実を結ぶ
②敵が毒麦を蒔く
悪魔がにせ信者を起こす。
本当の信者と区別が付かないので、世の終わりまで混在する。
③からし種
教会の表面的な繁栄(外側)
空の鳥(悪魔)が住み付く
④パン種
教会の腐敗した教え(内側)
女が間違った教えをする。テアテラの教会のイザベル
⑤畑の宝
キリストが畑(この世界)を買い取ることによって、隠された宝(イスラエル民族)をご自分のものとされる。
⑥真珠
キリストが真珠(教会)を買い取る。真珠は海(異邦人の世界)で造られる。
⑦地引き網
キリストが世の終わりに裁きを下す。