笹本晃 ラボラトリー
東京都現代美術館
2025年10月4日(土)
何やってるかわからんアーティストに久々出会いました。やはり私はパフォーマンス系のアーティストは不得意です。
ディスるのはこの辺りにしまして、先に進みましょう。
5 洗濯板ベルトーメイドライト
これはパフォーマンスするための作品です。洗濯板を背負っておたまを持って色々やるようです。
後ろに見える写真は、刃物を加工した作品で食材をカットしているパフォーマンス。笹本晃の作品は、インスタレーションとパフォーマンスが不可分なのです。
6 ねじれた嘘
大学の一室を借りて作ったインスタレーション作品の再現です。ここでパフォーマンスも行いました。
ネットを支えているパイプは部屋の空間においてねじれの位置をとっているそうです。(数学でいう平行ではないけれども交わらない2本の線のこと。笹本は数学を学んでいたそうです。)
部屋の奥にキッチンペーパーがあります。
即興でドローイングをしたそうです。パフォーマンスの映像もあったのですが、全部見ていないので、あまりよく分かりませんでした。
8 ねじれた嘘ーダイアグラム2010年10月16日(ケーキ&フラン)
上述したパフォーマンスでキッチンペーパーに描いたドローイングの一部をコーティングした作品です。ケーキについての考察でしょうか。
12 鋼の屈曲試験、鋼/真鍮の引張試験
タイトルの通り、屈曲試験と引張試験の映像作品です。写真は鋼と真鍮の棒の引張試験。5本の金属が引っ張られて、次第に伸び始め、バン!と切れます。それで終わりですが、何か惹きつけられるものがあります。決定的瞬間というのが、魅力的なのでしょうか。人間や人生を比喩しているようにも思えなくもないです。
13 ストレンジ・アトラクターズ
これもインスタレーション兼パフォーマンス作品。喋りながらいろいろするのがスタイルのようで、中央に置いてある茶色い筒のようなものの中をくぐったりしていました。
15 ドゥー・ナット・ダイアグラム
不覚にも写真を撮り忘れた映像作品。しかし、悪かったのではなく良かったから撮り忘れました。
森を背景にドーナツが宙に吊られています。目には見えませんが、ガラスが3枚たててあります。
このガラスにペンで円い円が描かれます。円いドーナツと宙に浮くフリーハンドの円い円。
その後ガラスが割られ画面が突然真っ白になったり、
ドーナツを手でガラスに押し付けてこすりつきたり。
何かよくわからないながら、ドーナツの円を表現したかったのだなと勝手に得心しました。
21 スピリッツの3乗
キレイなインスタレーション作品でした。パフォーマンス映像も見ました。展示物にペンでいろいろ描きながら、語ったりしていました。内容は意外に普通なことを喋っていたりするので、ふーんと聞いていましたが、あまり覚えていません。
22 測深線
可動式のインスタレーション作品。ルアーフィッシングの疑似餌を巨大化したオブジェを天井から吊りバネで繋いでいます。バネには仕掛けがしてあり、時々、力が加えられて動きます。あたかも見に来た人々を魚に見立て釣り上げようとしているみたいです。最近釣りに凝っているというのがヒントだったような。
23 とるかとられるか
ピラミッド型の容器のようなものが大小2つ。天井から吊り下げられています。ゆっくり上下に動いていて床につくと開く仕掛けになっています。釣り具のインスタレーションの横にあると、魚の漁に使う仕掛けの一種?とも想像します。中にある餌を取られて逃げられるか、まんまと捕えるか。
24 流し台で社会の縮図 #1
流し台の上に置かれた穴のあいたアクリル板は下から空気が吹き出しています。その上に置かれた貝殻と四角い発泡スチロールは風を受けてくるくると回りながら動き続けています。たまにぶつかりながら目まぐるしく動くさまは、忙しく働き続ける現代人の縮図と見えなくもない。
25 流し台で社会の縮図 #3
前述した作品とセットの作品です。虫眼鏡は作品を見るために使うもののようです。
26 点対象(映像)
これは前述した作品を使った映像作品。流し台の上から虫眼鏡で、発泡スチロールや貝殻の動きを観察する笹本はいったい何者なのでしょう。
さて、今回は説明になっていない文をダラダラ書きました。自分では感じたことをそのまま文字したつもりです。
なんか面白そうだと思っていただけたら幸いです。
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