「海とつながる。アートをめぐる。- Harmony with Nature -」
葛西臨海公園
2024年8月12日(月)
8月2日(金)~18日(日)、葛西臨海公園と葛西臨海水族園でアートの展示をしています。水族園は混んでいたので入らずに無料で見ることができる公園の展示作品を見てきました。
河瀬直美「隠されたもう一人の私。ひまわり畑での問いかけ」
葛西臨海公園には4万本のひまわりが植えてあります。その中に、映画監督河瀬直美のアートが。
アート作品も手がけるんですね。初期の作品では、自然風景を多用しながら、素人の俳優に少ない言葉で演技を促していたので、言葉とひまわりを組み合わせるのは監督らしいと思います。
うーん、残念ながら、監督の愛は私にはあまり届きませんでした。
落合陽一 「リキッドユニバース:向日葵の環世界のコペルニクス的転回」
ひまわりのそばに、設置された横長のLEDディスプレイに映し出される映像作品。ひまわりの画像を得意のAIヌルヌル(?)で処理しています。
こんな強烈な太陽光の元だと映像の色も褪せて見えます。夜なら鮮やかでしょうが、向日葵がよく見えない。デジタルをアウトドアに持ち込むのはまだまだ厳しい。
作品としては、向日葵という自然、観覧車という人工物、生成AIによる質量ゼロの抽象物のセットで見るもの。写真でみるといい感じですが、現場ではあまりの暑さに見ているこちらがヌルヌルになりそうでした。
平子雄一 「Wooden Wood 73」
その向かい側に、超アナログな彫刻作品。こうして見るとアートという人工物でも手作りの質感はひまわりによく調和しています。積み重ねられている本の上に立っているモノたちが、子供に夏休みの宿題やりましたか?と問いかけているように見えました。
蜷川実花 with EiM 「Garden of Sky (空の庭園)」
少しはなれて、海辺の建築物クリスタルビューの中に展示されるインスタレーション。
ひまわりの周りに映える写真を撮りに来ている女子がいましたが、こちらはもっとたくさんいました。
でも、うまく撮れなかったと思います。条件がなかなか厳しい。太陽が高い位置にある時間帯はキラキラしないので、早い時間か、遅い時間が狙い目か、でも日差しがストレートに入ると逆光がきつくてやはり撮影は厳しいかも。
自然条件をうまく作品に取り込むのは難しいです。
とにかく日差しが強くて、もう少し気温が低くないとアート鑑賞はキツイと思いました。
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