日本文化と革新 | takeのブログ

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思考の記録

日本文化は優れたものであるが、革新が生まれにくい。どういうことか。





江戸の文化は、当時世界で最も優れた文化のひとつだったという。



確かに、江戸のからくり時計とか、お茶運び人形とかは、とんでもない技術を駆使して精巧に作られたものであり、現代でも再現することが困難だそうな。



しかし、多くの革新は海外で生まれてきた。江戸文化において電気は発明されなかった。

そりゃ島国日本に比べてヨーロッパとかは舞台が広く、異国間文化交流や乗り越えるべき課題が日本とは比べ物にならないほど多かったからということもあろう。



逆に、異文化交流に乏しく革新が生まれにくかった日本において、なぜここまで文化を進歩させてこられたのか。



思うに、日本人は既定の枠組みの中で最高のパフォーマンスを発揮することに関して、秀でまくっている。つまり与えられた環境の中でよりよく生きることが極めて得意なのである。



江戸のからくりも、与えられた物を使い、それを最高レベルにまで磨きあげることによって作られてきた。

華岡青洲は、西洋で麻酔が発明されるよりも遥か前に、(既存の材料を使って)全身麻酔による外科手術を成功させている。

世界一の石炭発電効率も、省エネ家電も、与えられた物で最高のパフォーマンスを発揮しようとして実現してきたものである。





このように日本人は新たな枠組みを生み出すイノベーションが苦手だが、与えられた環境を最大限に活かす能力はとんでもなく優れているのかもしれない。





自分は極めて日本人的だと思う。