伊藤呉服店の鞄
実家にあった革の鞄です。
いとう呉服店は、慶長16年(1611)本町で創業。万治2年(1659)に茶屋町で呉服小間物問屋を開業。明和5年(1768)念願の江戸に進出、上野の松坂屋を買収して、いとう松坂屋と名を改めた。明治43年(1910)栄町南西角に百貨店として移転するまで茶屋町で営業を続けた。
・・・とのこと。
そこで「ITO GOFUKUTEN」の表記がいつの時代までされていたかを調べると1925年には全店舗の屋号を「松坂屋」に統一してることから1925年以前に生産されてものだろうと予測されます。
- 1907年(明治40年)- 上野店を「合資会社松坂屋いとう呉服店」に改組。
- 1910年(明治43年)-「株式会社いとう呉服店」を設立(資本金50万円)。
- 名古屋・栄町に百貨店を開業。
- 1925年(大正14年)- 全店の名称を「松坂屋」に統一。
かなり傷も多く、状態は悪いですが歴史を感じる鞄です。