SEIKO クロノメーター 1063
おそらく1940年代後半から50年代製造と思われるスモーセコンド付きの手巻きです。裏蓋はステンレスですが本体は真鍮製で一部はメッキが擦り切れ、下地が見えています。戦後の物資不足の時代に作られたんでしょうね。
手巻きなので一番擦れるリューズの周りはメッキが剥がれています。まぁ、半世紀以上前の時計ですから仕方がないですね。
本体の直径は3センチ弱なので買うでに付けるとかなり小ぶりに感じます。
日差はプラス3分なので実用的ではないですが雰囲気はなかなかの時計です。ちなみにクロノメーターと表記されていますがいわゆる、スイスのクロノメーター規格をクリアしたという意味ではなく、「精密な計器」というあくまでもモデル名のようです。