イームズ入門―チャールズ&レイ・イームズのデザイン原風景/デミトリオス イームズ, Demetr
ミッドセンチュリーを駆け抜けたデザイナー、チャールズ&レイ・イームズを知ることのできる1冊。
といっても僕はひとつもイームズを所有はしていません。
いつの日かラウンジチェアとオットマンが似合う人間になりたいものです・・・
今から5年ほど前に「イームズ・デザイン展」が開催されたとき自分より若い人から歳をとった人まで幅広い人たちが来ているのを見て本当に多くの人たちに支持をされているすばらしいデザイナーなんだなと今更ながらに再認識したのを覚えています。
成型合板やFRP、アルミなどの素材を使った椅子やテーブルなどの家具たちは一貫して「シンプル」。
「デザインの質を優先して実用性を落とす」或いは「実用性を優先してデザインの質を落とす」というものが一般的に多い中、イームズの家具はどちらの機能も犠牲にすることなく多くの人々にとって「わかりやすいデザイン」なのではないかと思います。
この本は彼らが何をデザインしたかではなく、どうデザインをしたかを知ることができるテキストといえるでしょう。
