旅、ときどきライカ/稲垣 徳文
- ライカという言葉に動かされて購入した本です。
- 今から8年前3年間駐在していた香港から帰任命令が出たため、それならばずっと使える記念になるようなものを購入しようとライカを探しはじめました。
- ネイザンロード沿いの店やら怪しいビルの小さい店まで色々みて回りましたが状態と価格が納得できるM3を見つけることができず、結局新品のM6を購入。
- ずっとほしかった憧れのライカ。でも、もともとカメラ小僧ではない僕は所有することで満足してしまいあまり使用していません。
- この本はライカとともに旅を続ける著者のモノクロ写真とエッセイで構成されています。ライカのファインダーからの風景と海外で出会った人々の表情に心和みます。
- こんな写真が自分も撮ることができたらなぁと思ってしまいます。
- ・・・ところでデジタルカメラは確かに便利です。
- 失敗すればその場で確認して取り直しができるし現像代もかからないですしね。
- でもアナログにしかないよさっていうものがあると思うんです。。。現像してみなくてはわからないというスリルというか楽しみというか。
- レコードもそうですよね。初めて自分の小遣いをためて買い、擦り切れるほど聞いたポール・マッカートニーのパイプス・オブ・ピース。レコードは針を落としてからA面、B面がそれぞれ終わるまで聴き続けたのを思い出します。A面、B面それぞれにストーリーがあってアーティストのメッセージが伝わりやすかったと思うのです。それから30cmのレコードジャケット。これを眺めながらライナーノーツを読む。ひとつの音楽を楽しむための儀式のようなものでした。
でもCDになってからはイントロを聞いて「なんだ?この曲?」なんて思ったら飛ばしたりしませんか?- いったい何枚アルバム全曲を聴いていないCDがあるだろう。
