石川淳建築設計事務所のブログ

 

リビングの天井高さは3.4mあります。
狭小住宅の類に入る家ですが、天井高さをたっぷりとって、開放感を確保します。

左の階段を上がった廊下の内部は子供室のベッド置き場の空間で、狭小子供室の縦方向の空間利用を助ける意味もあるデザインです。
手摺りはスチールパイプの製作物で、細くスレンダーにして圧迫感を無くしています。

お子さんなどは、この廊下部分に座って、足をブランとおろして座ればテレビを上から見ることもできそう。

階段上の椅子のあるとことは書斎コーナー。
前ブログで1階〜2階の階段の上の部分を頭が当たらないギリギリまで使ってつくったスペースです。
 

 

 

 

 

 

 

リビング東側の廊下から見下ろしです。

白の壁には大工工事の作り付けのAVボードを設置。
床からは浮かせて、床が広々と見通せるようにしています。

壁にはテレビを掛けられるように下地を入れていて、壁の中に配線を通して、AVボード内に通じるようにしています。

天窓は東からの光が壁に反射する位置に設置し、細長い建物中程のダイニングスペースとリビング奥が明るくなるように配置しました。

 

 

 

 

 

 

ダイニングキッチンの下は天井高さ1.2mほどの収納空間となっています。
広さは8.5畳ほどになり、壁はボード貼りにクロス仕上げ、床はビニル床タイルですが、天井は構造体表シとして天井高さをできるだけ確保しました。

グレーに見える配管はキッチンの排水管です。
収納室としての他、電気の配電盤置き場などとしています。

設計時のご依頼で、物を沢山収納出来る事が与条件でしたので、このスペースが役立っていると思います。

 

 

 

 

 

 

 

2階のリビングです。
半層上がったところがダイニングで、その奥がキッチンです。

右の階段を上がった廊下状のボリュームの下が子供室のベッド置き場になっていた部分になります。

リビングはウオールナットのフローリングで、床に座るイメージで壁に囲まれた落ち着いたスペース。
左の白の壁にテレビを取りつけて、右の腰高の壁の前にソファーなどを置いて座るような配置を想定しています。

スキップフロアのダイニングの下は収納で、1階の寝室の吹抜に空いていた開口内の収納と同一の場所です。