こんにちは、conです。今回からは高校時代の振り返りになりますが、事前に内容をある程度考えていたので、先に勉強についての振り返りをしていこうと思います。

 本当は一回で全部終わらせようと思ったんですが、半分くらい書き終わった所でデータが消えるという悲劇が起こりましたので、対策も兼ねて小分けにしていきたいと思います。分量も多そうだったので読者の皆さんにとってもそっちの方が良かったかもしれません。

 というわけで今回もよろしくお願いします。



 2017年春、S高校に合格した私は思っていたより周りの反応が良かった事もあり浮かれたまま入学。合格発表時に渡されたテキストは半分も消化せずに入学式を迎えました。入学してすぐの模試では国語こそそれなりの成績でしたが英語と数学は200位台(1学年約360人中)。数学は300に近い順位でした。そこで危機感を覚える訳でも無く高校生活に突入。

 高校入試で燃え尽きた感もあり、部活は週四のゆるめの運動部で、行事に熱心な訳でも無いのに授業は寝たりスマホいじったりでまともに受けておらず、ノート提出が無かったので高校三年間で一冊もノートを取らない程でした。(今も継続中なのは内緒)

 そんな有り様なので当然成績は下降し、定期テストの順位は200位台常連、一年の後期中間ではスリハン(スリーハンドレッドの略)と呼ばれ馬鹿にされる300位台まで落ちました。

この時は流石に焦りましたが、通学時間に多少勉強するようになった程度で特に何かが変わる訳でも無く、定期テストの成績で上半分に入った事は多分一度もないです。むしろ勉強時間と授業態度を考えると万年スリハンじゃないことを不思議に思われていたと思います。

 塾は高校入試と同じ塾で代ゼミの映像授業を週一、二回受けに行く程度でした。

 教育熱心な親が聞いたら卒倒しそうなくらいの惨状ですが、親は勉強について口うるさくは言ってきませんでした。この時の親の心情は分かりませんが、姉が同じような状態からなんとかM大に受かったから、というのもあるかもしれません。

 当時の私の志望校はというと、数学が完全にダメなのでT工大は諦めムードで、旧帝に行きたいと考えていました。

 母校は全国規模でトップの高校という訳ではないので普通の人からすると世間知らずの高望みだと思われるでしょうが、母校内ではそんな事も無く。なんというか、THE・自称進学校って感じの精神論が染み渡っているので私より悪い成績の人でも平気で東京一工志望だと言い、(裏で「無理でしょ」みたいな話をしたり茶化すことはあれど)それを否定することはありません。
 全体の向上心が高いので学校で受ける模試なんかは偏差値なんか無視して校内順位ばかり気にしていました。

 そして、志望が固い生徒に対しては先生からは志望を下げる提案もしませんし、親も(比較的)チャレンジを応援する風潮がありました。

 今考えると、この環境はとても有り難かったです。ただ、毎年とんでもない数(酷いと学年の四割以上)の浪人生を輩出していますが。
 
 二年生になると何となく自分の立ち位置と志望校を意識しだすようになり、そこで重大な決断を迫られる事になります。
 文理選択…。私の得意教科は絶対的に国語。苦手は絶対的に数学(その頃は化学も)。五教科を得意順に並べると国英社理数。
 これで理系に行くバカは中々いません。それでも、将来やりたい仕事は理系職。
 やはり憧れを捨てることはできない。私は多少志望校が落ちるとしても理系の道を選びました。とはいえ、学校の文理が分かれるのは三年になってからなのでそれまでは結構悩みましたが。
 文理が決まったので、いよいよ志望校選び。
 夏のオープンキャンパスでいくつかの学校を見て、大体は決まりました。
 T工大は数学の不利を覆してまで行きたいと思えず消滅。
 Y国立大学は無理して理系に行くのにここじゃ意味ない感で消滅。
 東大はまあ無理なので元から無い。
 この時点で一人暮らしが決定。
 茨城のT大学のキャンパスが中々好みだったので実力的にも一つの目標になりました。ただ、旧帝に対する憧れは捨てきれず、東大京大を除いた五校で良い大学を探すことに。そこで私が重要視した条件がニつあります。
①センターの配点が高い
不利な理系に挑む上で、二次で挽回する戦法は私には不可能なので、「必然的にセンターでセーフティリードを取って逃げ切る」戦法しか取れません。その為、センターの配点ができるだけ高く二次で逆転されにくい学校を選びました。
②センターの中でも国語の配点が高い
①の戦法をとる上で国語のアドバンテージを使わない手は無いので、できるだけ国語の配点も意識しました。
 ちなみに、国語が得意だった事は、私の合格に大きく影響しました。というのも国立受験(理系)において、数学と理科は二次試験対策をすればセンターの点が自ずと上がるので時間効率が良いんですが、国語はセンターにしか使いません。その上、国語自体が感覚で解く要素が強くその感覚が身についていない人だと中々点数が上がらないので時間効率が悪いです。
 しかしながら、弊学の場合はセンター国語の配点は無視できないので、いっそ捨てるかちゃんと対策する必要があるんです。
 一方で私の場合は、センター国語はほぼ対策していません。実際、塾の講義は取らず学校で使う物以外参考書も買いませんでした。現代文に関しては過去問以外本当にノー勉です。
 それでいて二年時のセンター本番は現代文9割、三年夏のセンター模試では県内随一の魔境だった校舎で文系含め二位(一位は部活の同期で現役で東大文系受かった奴)といった高得点を出し、本番もしっかり160点に乗せました。
 効率が悪い強化を無視して四教科の勉強に集中出来る、尚且つ無視した国語でライバルに点数有利を取れていた事は私の受験の合否を決めた重要なファクターでした。
 
 話は逸れましたが以上二点から第一志望が今通っている大学に決まり、冬には家族と共に実際に大学を見に行くことに。広大で自然豊かなキャンパスと立地の良さに惹かれ第一志望への想いが強くなりました。
 
 あ、一応私立も見に行きました。ただM大は田舎でアクセス悪いしW大は無機質で窮屈なキャンパスだしで、関係者には悪いですけどむしろ行きたくなくなりました、はい。

 受験を意識しだすと勉強にも意識が向くようにはなったんですが、二年の頭から部長に就任したこともあり勉強はついて行くのが精一杯でテストの順位は相変わらず中の下でした。スリハンに怯える生活ではなくなっただけマシですが数・英・
理は時折赤点取って追試受けてました。


 ここまで私の高校時代の勉強について振り返ってきましたが、まあ酷いですね。やる気も実力もないのに志望校だけは高いわ、向いてない理系に行くわでまともな点が一つもない。
 こんな私が受験に向けて道成長するのか、次回以降も良ければご覧ください。。
 それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。