「1級販売士」の経営日記

「1級販売士」の経営日記

タイトル変更し、再出発します。
一応、過去の記事はそのまま残し、今後は少し違った角度から
書き綴っていこうと思います。

 

休みがとりづらい中、子供との時間は大切にしてきました。

 

成長はうれしいですが、さみしさもあります。

 

後悔はないと言えば嘘になるかも知れませんが、その時その時、

出来るだけ寄り添ってきたという思いはあります。

 

夜勤続きだったときは、夕方出勤前に、幼稚園のお迎え。

ある時は、お店まで一緒に向かい、バックルームで段ボールに寝かせて…

(これは子持ちのオーナーあるある)

 

お店は買い物の練習もできてしまうというメリット?があったり、

子供にとっては、好きなものを食べられるという楽園状態(子供に甘い父親)。

 

そして、上の子は高校生になり、つかず離れずの距離感。

 

随分前ですが、家で友達と勉強する、ということで友人がうちにきました。

2階リビングで二人で勉強(高校生でもリビング学習している)。

 

午後から出勤の自分は「こんにちは。ごゆっくり」くらいな挨拶。

母親だったら「いつもありがとうね、なにか飲む?」くらいな気を利かせる

のでしょうが妻は仕事で不在。

 

出勤前に「これで昼飯でも食べにいきな」と2千円を唐突に渡す。

そして、じゃあ行ってくるぞと仕事へ。

 

あとで息子が「友達が、かっけぇーって言ってた」と言ってました(笑)

うまいこと刺さったようで、父親冥利につきました。

 

そんなこんなで適度な距離感でいい関係を保っているのかなと思います。

 

受験勉強でいまはお店のアルバイトは休み中ですが、来年何事もなければ

また一緒に働けるかなと思います。

 

下は下で、どうも繊細らしく、学校へ行くのがしんどい様子が1学期はみられました。

親としての悩みはつきませんが、安心な家庭を維持し温かく見守ること、

いまできることはそれくらいです。

 

妻は妻でいま転職活動をしていて(基本お店では働いてない)、ちょっとつまずき気味。

 

それぞれの道でがんばっている、そんな我が家であります。

 

コンビニでワンオペの場合、何が大変か。

 

だいたい想像はできると思いますが、すべてを一人で対応しなければならないので

イレギュラーな業務対応が相当難しいです。

 

2人いれば何でもないような、コピーの用紙切れ対応や、スマホでクーポンが読み取りづらいとか、

宅配便の受付で質問を受けたり、トイレが汚れてるよ、なんて指摘されたり、

値札がなくてこれいくら?とか、切手や印紙、ゴミ券の販売も時間がかかるし、時期によっては

数十万の支払い用紙を複数件もってきたり。めちゃめちゃスローなお客様がいたり…

 

基本ひとりでなんとかできるからワンオペをしているとはいえ、1人か2人かでは雲泥の差。

 

もちろん、トイレにいきたくなるとか、体調がよくなくても目の前のお客様対応をしなければならないなど

自分のペースで仕事ができないのがもっともストレス。

 

 

自分の場合は、さらに仕事が加わり、

商品の改廃確認や、消耗品の在庫チェック、売場の変更やスタッフへの情報共有事項の追加、

発注修正や見直し、当日の販売計画と情報共有、誰に何をしてもらうか指示の確認、

見落とされがちな箇所の清掃や、本部指示事項の日々の業務への落とし込みなど、

レジで一人で通常業務をこなしながら、あれもしなきゃな、これもだな、と考えていると

メモ書きが10個くらいになることもあります。

 

多くが、レジを離れてしなければならないことばかりなのですが、

これがまた、あるあるで、バックルームに入ったらお客様が入店し、一人退店されたら

間髪入れず次の方、というように、レジで並ばせることはあまりありませんが、

カウンター業務以外、身動きがとれないことが多いのです。

 

5分だけでも自由に身動きできればスムーズに運ぶ業務も、効率が悪いことが多いものです。

 

トイレにどうしても行きたい場合は、人感センサーを入り口に設置し、入店確認がトイレ内でも

できるようにセンサーを持ち歩き、吐き気やめまいで動けないときは、

店内に誰もいない間、カウンターでしゃがみこみ耐え忍ぶ。

 

体調がよければとにかく動きまくり、じっとしていることはありません。

色々気が付いてしまう人間の性というやつです。

 

セルフレジを設置したり、発注のAI化だとかコンビニ本部はすすめていますが、

根本的にワンオペの大変さはかわりません。

 

コンビニは、1日2回30分ずつ閉店するとか、1時間閉店するとか、

柔軟な対応ができれば、夜間スタッフが休憩したり、納品とレジがバッティングしないように

作業したり、発注や在庫整理等に集中できたりするんだけどな、とは思います。

お客様も色々。そして働く従業員も色々。

 

間違いではないが、まわりくどいなぁ、という接客をする従業員は

どうしてもいます。

 

接客の何たるかを心得ているからこそ、表向きは丁寧で、なおかつ笑顔も

交えて応対する、ある意味その道のプロであるが慇懃無礼な接客をするタイプ。

 

たとえば

 

お客様「セブンスターください」

従業員「ソフトですね」

 

というのがスタンダードだとすると

 

お客様「セブンスターください」

従業員「はい、セブンスターですね、ソフトパッケージ、ボックスタイプとございます。

    また7ミリ、10ミリ、12ミリもございますがいかがいたしましょうか?」という感じ。

 

分かる人には分かるのですが、これは丁寧に完璧な接客をしているわけではありません。

 

まぁ、セブンスターはだいたいソフトだよねと理解し、何も言わずに

ソフトパッケージをとるものです。ボックスもそこそこ動きますが、銘柄で注文する人はボックスと指定する人が多い。

 

と、一見丁寧だけど、お客様から見たら面倒くさいタイプがいるという話。

 

 

さて、ただ、もう少し話を広げると、

 

基本は番号で注文してください、というのが一点。全員がすぐに探せたり、そもそも銘柄の種類をすべて

把握しているわけではありません。

 

それと、上にあげた例だと「セブンスターください」と書きましたが、「セブンスター!」とか

あまりいませんが「セッター」とか命令口調で言われても、「はぁ?」と正直なりますし、

また、お金を投げるように扱ったり、ぞんざいな態度をとられると、働いている側も感情ある人間ですから

慇懃無礼な接客にもなる、という側面もあります。

 

いずれにしても、どちらが上とか下とかありませんから、対等な立場でお互い歩み寄りましょう。

それと友達じゃないんだから「うん」とかいう返事もやめてください。年齢関係なく。

分子生物学者の利根川進さんが逝去されたニュースを拝見。

 

かつて立花隆さんとのインタビューをまとめた「精神と物質」という

本を読んでいたこともあり、あぁ、お亡くなりなってしまったのか、と。

 

利根川さんと出身高校が同じスタッフが当店にいるので、

知っていますか?と尋ねてみました。

 

「えーっと、名前はどこかで・・・」という感じで、

まぁ、確かにノーベル賞受賞は40年くらい前ですし、名のある高校なので

政財界問わず活躍されている諸先輩方が多くいちいち覚えていないのも仕方ない。

 

ただ、私が「立花隆さんが昔、本を書かれて…」というところから話は広がり

立花さんの書籍トーク、また、立花さんとは切っても切れない筑紫哲也さんの

話まで共感してもらえて、なかなか楽しいひとときでした。

 

レジの合間にカウンターで話してただけなので、飛び飛びでしたが。

 

私の青春時代に第一線でご活躍されていた方々も、当たり前ですが

つぎつぎ鬼籍に入られる。

 

若い時分に講演会に足を運んだり、書籍を読み漁ったり、

好奇心旺盛な時期に多くを吸収できたのはありがたい経験で、

その時にしか感じえなかったであろう思いや知恵を与えていただいた先人たちには

感謝しなければいけません。

 

無理やり話しをつなげるなら、今自分がやっている仕事も、

きっとどこかで誰かの役に立つ、という思いを持っています。

 

コンビニという看板ではあるが、そこで社会とつながり、ある意味生きた情報発信を

して、自分の生きざまを店舗で形にする。

 

業界にいる人間が、なんらかの形で小売りの世界はもちろん、本部や社会と喧々諤々、

批判や共感、様々なやりとりを通じて、少しずつ社会が動いている。

 

そんな風に思っているので、日々一生懸命働き続ける。

誰もが人生の主役です。

タイトルの件、ふと思う瞬間があります。

 

天職かと問われれば疑問符はつきますが、

身体も頭も使う仕事、という意味ではあっていると思います。

 

ただ、自分は組織になじめない人間ですし、コミュニケーションも苦手。

人を育てるとか、誰かと協業するとか、協力して何かを成し遂げ皆で喜びを

分かち合うとかそういう感受性がない。よく言えば冷静、悪くいえば冷めている。

 

どちらかというと、なんでも器用にこなすタイプでそつがない(と言われる)、

唯一自信があるのが運動神経なので、仕事のスピード感にはこだわりがある。

 

そういうやっかいな性格でもあるので、

 

レジは丁寧さよりもスピードを重視。なかなか要領よくレジがこなせない人と

一緒に仕事をすると、あーっ…と心の中で悪魔の自分のささやきが。

 

自分の感情はコントロールしているので、表向きは何でもないような

表情や行動をしてますが、それはそれでストレスを感じることもあります。

 

よく社会に適合して普通に仕事してるよな、とほんとに思うこともあります。

適応障害とかそういうのとはまた違うのですが。

 

と、少しマイナスなことを書きましたが、別に病んでいるわけではありません。

 

そもそも仕事が楽しい、と100%思える人のほうが少ないでしょうから、

きつい、つらいと思うのも当然です。

 

何度も書いていますが、上司がいない、というのはものすごく楽なんです。

本部の制約とかやっかいな面はありますが、基本毎日自己完結できる仕事なので

そこは合ってるんだろうなとは思います。

 

ただ、これから先、まったく未知の業種、業界で働くとか、チャレンジするとか

そういった情熱、熱量はさすがになくなりましたね。

 

おぼろげに自分の仕事の着地点もなんとなく見えてきて、

悩めるお年頃といったところでしょうか(笑)