6年の4月。この頃から受験に向けての様々な模試が始まります。
私たちも当然、四谷大塚の合不合判定テストを受けていきます。
おじいちゃん先生はあれから程なくして奥様を亡くされ、お通夜や葬儀、四十九日とバタバタと月日が流れていきました。
その間、1日も休むことなく娘の勉強に付き合ってくださいました。
東京の個別指導塾はおじいちゃん先生が見てくれたこともあり、算数は2ヶ月に1回、国語は月1~2回くらいのペースでオンラインで授業を受けておりました。
この塾、お値段がめっちゃ高いのです。もちろんその価値はあったのですが、おじいちゃん先生の塾の1ヶ月分の月謝が1回分の受講費でした。高っ。
そしてGW最終日にはまた組み分けがあります。
合不合を含め、受けられるテストもだんだん少なくなっていきます。なのに、なのにGW最終日の組み分けは塾の休みになるので受けられないと言うのです
娘が通っていた塾は日曜・月曜と祝日がお休みになります。なので娘は週テストも組み分けも土曜に受けておりました。
ところが今回は前日もお休みになるので受けられませんと。
実は前々からこのようにお金払っているのにテストが受けられないことが度々あったのです。
これが塾に対する最大の不満でした。
受験まで練習できる回数は限りがあるのです。
私はお金払っているのに何度もテスト受けられない、もう残り僅かなのに受けられないこの状況にとうとうキレてしまいました。
「おかしいでしょう。こっちはきちんとお金払っているのに何でいつも塾の都合で一方的にテスト受けられなくなるんです?
だったらお金返してくださいよ!」
「お母さん、申し訳ありません。ちょっと今担当に連絡を取りますのでお待ちください。」
待ってられるか
私は四谷大塚の本部に電話をしたのです。
電話口に出たお姉さん
「地方の塾ってそういうことあるんですよね。まあ、しょうがいないんでしょうけど。ちょっと遠いですが、こちらで会場を探して手配します。ご連絡しますね。」と。
私だってわかってます。地方は首都圏と違って先生が交代で休めるほど人数がいません。なので、どこかで休日を作らなければ先生も休めないのです。わかっているからこそ今までは譲歩してきたのです。
しかし、仏の顔も三度まで
私の心も受験に向けてだんだん追い詰められていくのです。
もうこの頃から尋常じゃあなかったんでしょう。
すったもんだの挙句、組み分けは八王子で受けることに。
もちろんオーバー費用は塾持ちで