5年の秋、この頃から娘はたびたび国語で時間切れをおこすようになったのです。

 

時間内に書き切れないことは以前からありました。娘は特に記述が苦手です。時間がかかるのです。

なので、テストの際は選択問題や抜き出しなど、記述以外を先に解き記述は最後にまとめて書くという解き方をしておりました。

 

時間切れで1~2つ記述が書けなかったということはよくあったのです。

が、この頃、文章問題が大問2つしかないテストで2つ目の大問がほとんど解けないという状況に陥っていたのです。

 

組み分けが終わると泣きながら娘は帰ってきました。

「ママ、どうしよう。国語が半分くらいしか解けてない。全然時間が足りないの。」

「どうした?何にそんな時間かかった?」

「わからない。ただ、気づいたらもう残り10分で。急いで大問2を読んだけど、大問2は問3までで終わってる。あとは解いてない。」

 

大問1に手こずったようですが、50分時間があるのです。40分も大問1に?記述も書けずに?

どういうこと???

 

娘はしきりに時計が勝手に早く進んだ感じがするというのです。

そんな訳ないじゃろ。

 

「大問1の問題文読み終わったら何分くらいだった?」

「わからない。」

「じゃあ大問1の真ん中の問5あたりは何分?」

「わかんないよ。」

「なんで全然時間わかんないの?時計は?」

「見てないよそんなの。」

!?

「テスト中に時計見ないの?」

「見ないよ。見たら焦るじゃん。」

はぁ!?

 

今までずっと時計を見ずに解いていたというのです。

「あんた時間見ないでテストやってんの!?

「うん。ストップウォッチ鳴るし。」

「いや、そういう事じゃなくてね。時間配分を考えて、時間を見ながら途中で読むスピード上げたり、記述は何分で書くとか決めながら解くんだよ。」

「一生懸命解いてるのに、いちいち時間なんか気にしてられないよ!

 

・・・返す言葉もありません。アホすぎる。

 

ともあれど、これだけ国語の読解が難しくなってくると余裕のない娘にとって時間を見ながら問題を解き切ることは至難の業。

わからない問題はさっさと飛ばし、わかる問題だけは確実に取ってくる。

わかった!?そう告げてしばらくはそれでしのぎ、その間に根本的な解決策を見つけなければ。

 

途方に暮れる中、新6年生が迫っていました。