学生だった頃
よく本を読んでいた
女性のことが
とても印象に残っている


ふと彼女を見ると
いつも
何かしらの本を読んでいて
何だか知的なオーラを放っていた


その知的オーラには
同年代の子たちと
明らかに
一線を画した魅力があった


一言で表すならそれは
今考えると
「大人」という感じだったのだ
と思う

その魅力に
吸い寄せられるように
何かにつけてよく話をした


時折
彼女が口にする言葉に
ハッとさせられたり
考えさせられたりすることが
本当に多かった


そんな彼女は今
やはり
本に関わる仕事をしているのだが
最近少しだけ
音信不通になっている


架空書店のことも
多分知らない
私から伝えてもいないし


とはいえ
彼女が関わった本を
架空書店で紹介させていただく
という小さな希望を
簡単に手放すようなことはしない


そんな気持ちを胸に秘めて
今日も新刊情報に目を凝らしている