今日の夕刻、
台風で強い風が吹いていたのでございます。
仕事の移動でJRに乗ったのでございますが、
風の影響で到着が遅れていたようでございます。
なんでも風速が「２５メートル」とか…、
「３０メートル」とか超えてるらしく、
「運転を見合わす」とのことで
草津駅に長らく停車し、車内に缶詰状態にされたのでございます。
「お急ぎの方は、振り替え輸送をご利用ください。」とのアナウンスが流れ、
JR草津線を経由し、私鉄近江鉄道で迂回する方法を勧めてくれたのでございます。
近江八幡まで通常なら１５分程度でございましょうか。
それを迂回すれば、距離が延びて
「おおよそ２時間３０分で近江八幡に到着できます。」とのアナウンスでございました。
と、言うことは…。
JRは安全確保のために用心に用心を重ねて、
２時間以上このまま待機する腹づもりなのかな？
と、思われたのでございます。
事実、草津駅に２時間ほど停められてしまい、
ようやく発射したかと思えば、
またまた「強風が吹いた」とのことで、
３つ駅を進めた野洲駅に停まってしまったのでございます。
ここでも１時間ほど停車していたように思われます。
「安全優先」のためには、
仕方のない処置と思い、気長に待つしかありません。
通勤時間帯でもあり、まして台風のためダイヤが乱れているのでございますから
乗車率は高く、立っている人も少なくありません。
しばらくして、「運行の指示が出た」とのことで
発車いたしましたが、
安全確認のため「徐行」と言うほどではございませんが、
スピードダウンして走ってゆくではありませんか。
これはこれで、いつもとは違った新鮮な感覚を与えてくれたのでございます。
ゴトゴト走るのではなく、
優雅に流れるように、滑るように走ってゆくのでございます。
「これもありかな？」と、思っているうちに、
一時的に照明が消え、
また点灯したのでございます。
悪い予感が走ったのでございます。
案の定、次の駅に停車した直後にアナウンスが…。
「風が強くなって運行の見合わせの指示がありましたので、しばらく待機します」とのこと。
いろいろと珍しい体験をさせていただきました。
ようやく目指す近江八幡駅に到着したのでございますが、
普段なら３０～４０分の行程なのに、
本日は乗車から下車まで５時間弱を要したのでございます。
でもこのときはまだ、
「大過なく無事に着いた。」
と、JRの安全優先を肯定しておったのでございますが…、
改札を出るとき、
「時間超過」による足止めを食ったのでございます。
「時間超過」の事務手続きのために
乗客は長蛇の列を作り、
またぞろ待たされる羽目になったのでございます。
乗客の「個人的な事情のため」であれば当然、
「時間超過」の理由や事情を聞くことも必要かもしれません。
でも今回の場合は、事情や理由はJR側にも十分わかっているはずでございます。
むしろ、JR側の事情により「時間超過」が発生しているのでございますから
出札口の「時間超過」の調整ができたのではないか？
そう考えるのは、小生だけでございましょうか？
結局、乗客のほぼ大半が「時間超過」の対象になり、
出札口を通過できないことになり、
定期券の出札手続きを別途行わなくてはならないようでございます。
乗客は足止めされ、駅員も手続きに大わらわでございました。
さすがはJR,もと国鉄でございます。
事前にリスク管理ができていればつまらぬ手間を省けたでしょうに…。
もしかしたら旧国鉄時代のぬるい体質がのこっているんでございましょうか、ねえ？
