【JR初の廃止路線】幌内線廃線跡めぐり 石炭輸送を支えた北海道最初の鉄道 | pass-case.com (Ameba版)

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1987年に行われた国鉄分割民営化。鹿児島から北海道まで張り巡らされた日本国有鉄道の路線は、JR旅客6社に分割されて今日に至っています。

民営化にあたっては多くのローカル線が、鉄道廃止や第三セクター化による路線整理の対象になりました。
35年以上の年月が経ちモータリゼーションや人口減少が進み、JRになってからの廃止路線も数多く存在します。

その中で最初に廃止されたのが、JR幌内線。
1987年4月1日にJR北海道へなってから僅か3ヶ月、7月13日に廃止となった路線です。国鉄時代に特定地方交通線に指定された一方、石炭の貨物輸送も続いていたことから、民営化前の廃止が行われなかったためです。

幌内線は1882年に岩見沢駅から幌内駅が開業。1887年に三笠駅から幾春別駅への支線も開業しました。
1972年に三笠駅〜幌内駅の旅客営業が廃止されてから、旅客案内上は岩見沢駅〜三笠駅の本線と三笠駅〜幾春別駅が一体になっていました。


幌内線は北海道最初の鉄道、官営幌内鉄道が起源です。
1880年に手宮〜札幌が開通し、1882年に札幌〜幌内が繋がったことで全通。幌内の炭鉱から小樽の港へ石炭を運ぶルートが完成しました。

明治時代からの歴史を持ちつつ、JR最初の廃線という特徴ある幌内線。その廃線跡を巡ってみましょう。