熊野灘より1万発の花火が夜空に開く、熊野大花火大会。
開催地の紀伊半島南部は都市部から離れており、ここを走る紀勢本線の定期列車は本数も少なめです。そこで熊野大花火大会に合わせて、例年数多くの臨時列車を走らせることになっています。
2020〜22年にかけて3年間は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、花火大会は中止。当然ながらそれに合わせた臨時列車の運行も行われませんでした。
その間に紀勢本線の特急南紀に使用されていたキハ85系気動車は引退、新型車両HC85系に置き換えられました。4年ぶり設定の熊野大花火大会臨時列車ということで、大きく変わり果てています。
グリーン車付きの特急熊野大花火号や、深夜の名古屋駅・亀山駅に到着する普通列車、HC85系で運行される快速列車など様々です。普段では考えられないような紀勢本線の姿をぜひお楽しみください。