地方結婚も県外結婚も、そんな言葉さえないのに、
海を越えた途端に「国際結婚」。
夫が外国人となると、文化の違いが大変でしょ?などと聞かれますが、
東北と九州での文化の違いだって、大概大変かと思います。
私たちは日本でも夫の国でもなく、お互いにとって外国、という国で出会い
結婚し、生活しているため、あまりどちらか一方の文化に偏ったり、
こだわったり、という事がありません。
それよりも、納得がいかなかったり、食い違ったりするのは、
根本的な個々の性格、価値観の相違によるものばかりだと思っていました。
・・・ところが!
最近やっと、もしかしたらこれって文化の違いだったのか?ということに思い当りました。
典型的な専業主婦の家庭で育った私は、
家庭を持ったら専業主婦として、家庭を守る!
ということを当たり前の事として育ってきました。
・・・で、夫と結婚。当然今日からお家ピカピカごはんヤミヤミ~などと思っていたら、彼に「仕事は?」と・・・。
え?仕事すか?
仕事は十分やりました。結婚したので家庭に入りまする。
と言ったら大変!
なんのために高校や大学へ行き、外国まで来て大学院まで行ったんだ!
お金と時間と労力を無駄にするためか!?って憤慨されました。
でも、日本では高校進学とかその後短大、専門学校、大学、などへ進学するのは、結構よくある話で、別にそこまで特別なことじゃないと思うのです。
そして、日本では、あまり大学の専攻と実際の職場の仕事が直結していない場合が多く、「何」を勉強して「何」の職種に就いているかよりも、「どこ」の大学を出て「どこ」の会社で働いているか、の方が重視されたりします。
なので、まず私の大学の専攻と就職先がチグハグで、その後この国に来て勉強したことも大学の専攻と関連性がないことも不可思議で、その後この国で就職した仕事もまたチグハグな事に、疑問を通り越して怒りのようなものまで覚えたようなのです。
その上結婚したら働かないだとー?!
あなたの今までの人生って一体なんだったんですか?
そもそも労働力があるのになぜ働かないんですか?
働かないで何するつりもですか?
今後、死ぬまでなにするつもりですか?
と矢継ぎ早に聞かれました・・・。
まぁ、はっきり言って、そんな事考えたことなかったです。
旦那が甲斐性なくて働かないと生きていかれないならまだしも、ねぇ。
ねぇ。。ねぇ。。。といっても誰も共感してくれる人がいないので、
とりあえず、仕事は続行しました・・・・。
当時はなんだか夫が無責任なようで、結婚したからには妻のひとりくらい俺が養ってやる!くらいの気概はないもんかね?私も一生働けなんて、そんなにお金が大事かい!と情けなくも悲しくも思いましたが、今思えばこれも立派な文化の違いでした。
彼の国では教育がなくて仕事に就けない人はメイドになるか、下働きに出るか。男も女もしっかり教育を受けて、それなりの仕事に就き、家の事はメイドさんにおまかせ。逆に自分の奥さんが仕事もしていないと、能力のない人なのかと思われるらしい。
日本では、先生や看護士さんや専門職の方は結婚後も仕事をしますが、女性の社会進出が進んだとはいえまだまだ夫の稼ぎでやりくりし、専業主婦でいる女性が多いですよね。
当時は日本よりの考え方で府に落ちなかった私も、いつの間にやら夫側の考え方に感化され、家庭とは、夫婦二人で力を合わせ、二人でしっかり築いていくものだと最近心から思うようになりました。