2011年2月頃
2月に入るとふくちゃんの体調が著しく悪くなりました。
上旬には、お布団で寝ていても、
自力で起き上がることが困難となり、
必死に起き上がろうともがいている姿をよく見るようになりました。
私たちが、サポートをしないと起き上がれなくなりました。
起き上がれなくなったふくちゃんは、
たまにお漏らしやうんちをしてしまうこともありました。
仕事場へ歩くことも困難となり、バギーに乗せて移動し始めました。
ご飯もまったく食べなくなりました。
これではいけないと、強制給餌を行いました。水も飲ませました。
でも食べないし飲まないし、吐いてしまうし…目はうつろ…
これは、危険かも…
そう思い、あわてて病院へ・・・
それが、確か、2月10日過ぎだったでしょうか・・・
先生もいつもは、助からないかもしれない的なことを言うのに、
このときだけは命の危険について何も言わず…、
必死に治療を行っていました。
それが余計に私を不安にさせました。
なんだか、救急病院のような、
緊迫した危機迫った雰囲気の光景だったことを、
今でも鮮明に覚えています。
このときの私はただ、横で何もできず泣くことしかできませんでした。
その日は、入院となりました。
とにかく不安でたまりません。
次の日お見舞いに行きました。
そしたら、必死に起き上がろうとしたんです。
全然元気がないのに必死に生きようとしているんです。
先生と、今後について話しました。
もう少し入院させて様子をみるか、
うちにつれて帰って看病するか、
つまり、先生はこれ以上回復する見込みはないと思っていたようです。
「今後は、介護生活になると思います。」と、
そのようなことを、確か言っていました。
私たちはすぐに「連れて帰ろう」と直感で思いました。
次の日の午前中(2月13日)、ふくちゃんの寝床を準備して、
迎えに行きました。
先生が、今後の介護生活の足しになればと、
ペットシーツやオムツをいただきました。
連れて帰ってきたふくちゃんは、もう起き上がることはできず、
動くこともできませんでした。
とりあえず、用意した介護布団に寝かせて様子をみることに・・・
ふくちゃんのことが何回も気になって見に行って、
たまに体の向きを変えたりしていました。
これからどうなっていくのだろう・・・不安で仕方がありません。
夜七時頃、ふくちゃんが苦しそうな声を上げています。
慌てて行くと、力ない声を出して必死に何かを訴えています。
なんだろう、おしっこかなと思い、だんなさんが抱っこをしました。
そしたら、ふくちゃん、まっすぐな瞳で私をじーっと見つめてきたんです。
普段そんなことしないのに、ふくちゃんどうしたの?って思いました。
結局おしっこはせず、寝かせました。
さらにそれからしばらくたって、また苦しそうな声を出していました。
なんだか息が苦しそう…
どうしたの?とあわてて旦那さんが抱っこ。
そしたら、ふくちゃんの鼻から
大量の血のような膿のような液体が・・・だらーっと
流れ出てきました。
びっくりした私は、パニックになり泣いて、
怖くなりその場から逃げてしまったんです。
『どうしよう…!どうしよう、どうしよう…!ふくちゃんが死んじゃう、
死んじゃうよ…!どうしよう…』完全にパニックになってしまいました。
その時、
「しっかりして!ふくちゃんがんばっているんだから、しっかりしなさい!」
旦那さんに言われて、はっとしました。
ふくちゃん、ごめんね。こんな私でごめんね。私がしっかりしなければと思い、
ふくちゃんの元へすぐに戻りました。
鼻から、血のようなものがでて、
楽になったのか、またスースーと眠りにつきました。
でも、正直なところ先ほどの光景は、ショッキングでした。
あんなことがこれからもあるのかと思うと一気に不安になりました。
私にふくちゃんの介護ができるのかな・・・。
夜、眠りにつきながら、暗い部屋でふくちゃんを見つめながら、
『私に、介護できるのかな、
こんなに苦しんでるふくちゃん見ていられるかな…、
介護、仕事、家の事、育児、全部できるの?
時間が足りない・・・どうしよう、
ふくちゃんかわいそう…、子供の世話もしながらできる?どうしよう、』
いろんなことが頭の中でぐるぐるぐるぐるめぐって、
不安で仕方がなくなりました。
そのとき、ふくちゃんのまた苦しそうな声…
慌ててだんなさんが近くで寄り添い寝ました。
「大丈夫だよ。近くにいるよ。」ぽんぽんと体をたたいてあげました。
不思議と、静かにまたスースーと眠りました。
しばらく、静かに寝ていたので、
旦那さんもそこを離れ自分の布団へ行きました。
数分後、私がふとふくちゃんをみました。
・・・・・・あれ?・・・・息、してない?
「ふくちゃん!」
飛び上がり、名前を叫びました。
でも、息していませんでした。
ちょうど2月14日なったばかりのAM0:00頃でした・・・。
あの、ほんの数分の間に、ふくちゃんは息を引きとったんです…。
これからのこと、考えていたのに、
ふくちゃんは、あっけなく…静かに天国へと旅立って行ったのです。





