その日はものすごく暑く、春先にも関わらず、真夏かと思える気温と日差し。
街行く人を見ると、すでに夏の装い。
午後から対面鑑定へ向かっていた私は、何故か肩から足先まで氷を被ったかのような寒気に襲われ、ガタガタ震えるほどだった。
手も冷たくまるで真冬の様に、寒くてたまらない。
体が冷えているというより、体の内側から冷えが湧く感覚。
芯が冷えているような。
おかしい。寝冷えで風邪でも引いたのかな
今日は、外気温が高いため、どのお店も冷房がガンガンかかっている。
対面鑑定は2時間。
これじゃ鑑定するお店で凍えてしまう。
途中、目に入った洋服屋で、適当なカーディガンを購入する。
そのまま鑑定場所へ向かう。
その日は無事に終え帰宅。
しかし、その後もその症状は続き、
少し回復したかと思ってもまた同じ状態を繰り返す。
寒気を感じたその日から、回復するどころが朝、目が覚めると体が鉄でも背負っているかの様に重く起き上がれない。
この間まで、元気いっぱい動き回っていたのにどうしたのだろう?
咳と呼吸のしづらさ、寒気も続き声も出辛い。
受診すると副鼻腔炎だった。
元々、季節の変わり目で寒暖差が出ると副鼻腔炎が出てきやすい体質。
今回も抗生物質を飲んで、しばらくしたら治るだろう。
そう思っていた。
ところが、その症状は1週間たっても2週間たっても治らない。薬を飲んでいるはずなのに、日に日に体がキツくなる。
とにかく体がものすごい圧迫感と重圧感。
押しつぶされそうな感覚。
目が覚めて、まるで天井が体に被さっているかの様な感覚。そして体中が痛い。
起き上がれない。
その他、発熱、めまい、頭痛や耳鳴り、下痢
。そのうちに、声がほとんど出なくなってしまった。
ここで、ある考えが浮かぶ...
実際は、すでに早い段階でこれが、病気ではないことに気づいていた。
「あ。これ完全に障りや」
この独特のしんどさと圧、自分では普段思わない考えや湧き出るネガティブな想念。
普段から、俯瞰して物事を見つめる癖が根付いているため、
自分ではないような想念が湧くとすぐに気づく。
「これ誰の思いやろ」
それは、ものすごい悲しみや、絶望の念だったり、怒りだったりする。
「今、アイス食べてご機嫌よぅしてんのに、なんで消えたい、
人生終わりにしたいー!とかいう気持ちが湧くねーーん、誰やねん。」
←こんな時でもツッコミをしてしまう
この様な通常なら湧かない想いも、当の本人は静かに見つめているが、(いちいち反応しない)
ハッキリいって気分は上がらないため不快極まりない。
そして、体はまともに影響を受ける。
以前、アメンバー記事では、家系の因縁が父親の体調不良を招いていて、先祖に関係して亡くなった方の状態が、そのまま父親に現れて苦しんでる事を書いた事がある。
今回、その問題になっている御先祖様含む諸霊の供養をするため、私は今年、あるお寺のご住職に永代供養をお願いしていた。
それは、地蔵菩薩のお像を建てて先祖を永代供養していくというもの。
父親も高齢となり、もうそう長くない先、晩年ずっと霊障で苦しい思いをするのを、少しでも取り除いてあげたいという、親孝行からだった。それと同時に自行として私自身が先祖供養を節々で行ってきたが、父親の年齢を考えると、それも間に合わないとも感じての事だった。
その、ご住職は祈りの力がかなりある方であった為、供養による多少の障りが出るのではないかと感じていたが、想像以上だった。
この像が出来上がり、供養が始まった途端に体に異変が起きた。
私が震えを感じ出したその日、像が建てられ供養がスタートした日だった。
しかしこれは、後日わかった事で私としては、不調の原因を、霊だ因縁だと単純に結びつけたくはなかった。
正直そういった事に、うんざりしている事も理由にあった。
しかし、昔の法友に体調不良が治らない事を話すと、開口一番に
「先祖(永代)供養ちゃう?」とすぐに突っ込まれてしまった。
そして、この霊障は、霊媒体質の私だけではなく、普段そういったことと無縁の弟にまで影響を及ぼしてくる。
続
鑑定のご予約をして頂いていた方へ
すでにご連絡させて頂きましたが、いったんキャンセルという形になってしまったこと、大変申し訳ありません。
この様な状態のため、状況が落ち着きましたら改めて再会、受付をさせて頂きます。
よろしくお願いいたします。
akari