40代のカップルの方が結婚時期のご相談に来られました。
彼女の方は、私の同級生の妹さんです。
今回、掲載を匿名なら好きに書いて良いよ〜!ということで承諾を頂きました。
彼女は占いはほとんど信じないタイプと聞いていましたが、今回akariさんがやっているなら受けてみたいと言ってくれたようで連絡を下さいました
こういった無関心だった方が興味を持って、受けたいと来て下さるのは純粋に嬉しいですね✨
彼女は占いの鑑定を受けること自体が今回初めてとのことでした。
相談内容は、結婚の時期を知りたいとの事でしたが、実際に お話を伺ってみると彼氏さんの方が職場の課が変わったそうで、それに伴い仕事内容が、ご自身がとても苦手とする業務内容になった為、続けるか転職をするかを迷っていることと、それによって入籍する時期も迷いが出てしまい、どちらも良い時期を教えて欲しいという事でした。
さて、今回今後のこのお二人の心情を読み解いていきたいと思います。
このお二人は育った家庭環境がとても似ていました。
私は命盤を作成する段階から、かなり似た課題を持って出会った、お2人だなぁと感じ
そして、その似通った部分が今後このお二人の重要なネックになっていくのでは?とも感じました。
一説には、結婚相手は自分たちのご先祖様が会議をしてその相手がその人にとって相応しいかどうか、話し合いをすると聞いたこともあります。
それは必ずうまくいく相手や最後まで添い遂げられるといったような単純なものではなく、その人自身が成長、学びになるかや、また背負ったカルマや因縁など様々な事情が含まれ結ばれ一緒になるということのようです。
話を戻し、このカップルのお二人は、どちらも生まれてから現在まで一人暮らしの経験はなく、ご実家を出た事がないということでした。
お互いともに家族仲がとても良く、いわゆる母親がしっかり家を切り盛りし、子供にとっては多少の煩わしさはあれど、何から何まで世話をしてくれる良妻賢母の良い母親です。
彼女の方はというと、早朝勤務でも母親が先に起き、毎朝机の上にお弁当が置いてあるそうで、毎日そのお弁当を持っていき、
夕食は6時になると、机の上にきちんとご飯が並んでおり、出掛けていても、その時間にはきっちり帰宅するそうで、家事はほどんどやってきたことがないとのことでした。
小学生の時から、主婦業をしていた私からすると(笑)同じ世界線なのだろうか?!と何とも羨ましい限りでありますが
彼女のお兄さんと同級生の私は、母親であるお母さまも知っていますが、まさに理想の母と言った穏やかで素敵なお母様です✨
そして、そのお相手の男性の方も、彼女と同じような生活環境ということでした。彼女から先に聞いてはいたのですが、母親がかなり甲斐甲斐しく世話をしているとの事で、なんと、このお二人のデート(外出)も付いて来られる時があるそうです💦(あらら..)
そして彼女がお家に遊びに行くと、彼女用のお菓子が部屋にセットされ置かれているらしく「息子は気がきかないから」と、始めは嬉しい気持ちだった彼女も最近は先の事を考えると複雑と教えてくれました。
通常成人した大人の年齢だと、両親と距離が近ければ、必ず大なり小なり摩擦や喧嘩が起きるのはごく当然です。
ですが、このお二人ともに、それがないそうで、特に彼女に至っては一日のほとんどを両親が居るリビングで過ごし、自室で過ごす事はなく、また煩わしい気持ちになったり、両親からの干渉に1人になりたい気持ちや、イライラしてしまうなど一切ならないということでした。
この時点で、すでに命盤を見なくても、お互いがお互いの親・実家との関係がとても濃いことがわかります。
では、このお二人の命盤にはそれが出ているのでしょうか?
ここから少し命盤を解説していきたいと思います。
まず、彼女さんの父母宮にはナント生年四化が2つもあります。この生年四化が付く星は文曲、文昌になり、どちらも男女の星でありそのまま両親を表しています。
今生において父親、母親ともに非常に縁が濃いということ。
そしてどちらもカルマの星です。彼女にとってご両親が人生において重要かつ、とても影響力があることがわかります。
そして対宮の疾厄宮からは向心力が2つも父母宮に向かっています。これは親のことをいつも考えて気がかりなことが現れており、寄り添いたいという心と同時に多少の煩わしさも伴っています。
彼女に聞いてみるとご両親が少しでも体調を崩すと心配でならないとのことでした。
そして理論は省きますが、この父母宮であれば当然、業報因果も2つが父母宮に該当します。
生年四化、業報因果合わせると4つも父母宮になる彼女。
ご両親との今世での関わりはかなり深く、人生において、ご両親についての事柄が大きなウエイトをしめます。
こういう方は学校を卒業したり、就職して「じゃぁ元気でね」と実家を出ていく風にはなりづらく、出てもマメに実家と連絡を取るなど、同居している時と変わらない距離感でご両親と接するのだと思います。
今まで見せて頂いた命盤からも、生年四化や業報因果、来因宮などの重要な部分に父母宮が複数該当したり、六内宮など自分の宮と串聯する場合、晩婚傾向が出る様に感じます。
彼女に至っては、すべてを整えて世話をしてくれる人生上、重要なご両親。その親元を離れて、働きながら家事をし、旦那さんの世話をするという事は、彼女からすると負担になる事が一気に増える事になります。彼女の元々の環境で、その立場になった私自身を置き換えてみると、、これは大変になるのでは?!!と思い、思い切って彼氏さんがいないところで、私は彼女に質問をしてみました。
「命盤を見つつ話を聞いていると、○ちゃんにとって結婚するということは、プラス面より、なかなか負担が増えて大変そうだと感じてしまうのだけど...しんどくならへんかな?」
もちろん、この質問は知り合いの様な距離感だからできた質問です。
私の言葉に彼女は少し眉間にシワを寄せ考えながら、「実は...」と口を開きました。
次回に続きます。