毎日寒さが厳しいですね〜!
高野山からも近い我が町も雪が積もりました。


1月28日は初不動の為、車を走らせ吹雪の中、今年初めての縁日へ行きました予防


さて、私たちは、どの人でも日頃から、あまりしんどい思いはしたくない、できれば穏やかに幸せに、過ごしたいと願う人がほとんどだと思います。しかし残念ながら、人生は平等ではない為、苦労を背負う人生の人、助けが多く他力で生きやすい人と、それぞれ様々な命運を背負ってこの世に生まれてきています。

紫微斗数の命盤にも、そういった事がつまびらかに現われていますね。

子供の頃から家庭環境がやんごとなかった私は、早い段階で人生が平等ではない事に気付きました。
幼少期に先天的な病気を患って大きな手術をした後、帰宅してからも、母親の愚行のおかげで安らぐ環境ではなかったお家の中。
そんな私の田宅宮には地劫と地空がありますガーン
この2つの地空星は災いや損失、破壊などを表わすとされますが、私はいわゆる今の時代でいう、ヤングケアラー、またはケアテイカーにあたる子供でした。

今では多く知られる様になったアダルトチルドレンです。子供らしい時代を送って居ない場合、大人になると自分が何が目的で生きていきたいのかということが分からなくなります。

幼少期から、家族間の問題とばかり向き合い、大人のような役割をしている時間が長かったことで、何かを「選択する」という立場にない為、自分の役割が終了する頃には、空の巣症候群の様に、
当たり前と思っていた役割を失ったことによる、空虚感や喪失感が長くありました。

その当時はそれが原因とはわかりませんでしたが、かなり長い時間を経て、それがそうだったと理解しました。

10代なら通常であれば、進路や進学、将来的なことを親と話す時期でも、家族問題の事で
自分の将来を考えている時間はあまりなかった様に思います。
友達がそういった相談を親御さんにしている姿を見た時は、カルチャーショックのような..衝撃を受けたことを今でも覚えています魂が抜ける


何しろ、母より子供時代の私の方が母親のような立場だったため(笑)

父親は真面目な人でしたが、今思うと仕事が忙しい働き盛りで、なんとなくしっかりやってくれている娘を見て安心していたのかもしれません。そんなわけで、両親に相談ということをした事がなく、するものではないと思っていたその頃の私は何事も自分で決めて、行動する、ある意味自立心が強い子供でした。


親が子にじっくり向き合い、話しを聞き、一緒に将来について話すという当たり前の光景を目の当たりにした時、本来はこういう関係が当たり前なのだと驚きつつも新鮮に映ったのでした。

その後も、踏んだり蹴ったりの、さまざまな苦しいと思える時代を長く過ごしてきましたが、今思うことは投げ出したくなる程の辛い経験は、自分自身である真我、つまり魂を正しい方向に向けさせ成長させるものであったということです。

精神的な苦境や経験を乗り越えてくると、心の成長幅は確実に大きくなります。
そして物事をさまざまな観点・角度から見ようとし、感情的な物の見方から理性的に物事を判断
していくようにもなります。


例え命宮に、癖のある自化や破格があっても、経験した事を自己成長の種とし成長させれば、悪い作用もなくす事ができます。実際、私の命宮など、プロの先生が性格判断をするとすれば、それは恐らく持って生まれた昔の私の性格となり、現在はというと、長く続いた経験と学びから、180度変わった部分も多いのです。


一般的なロジックや理論の判断をよむと「生まれつきに持っていた性格だなぁ」と感じます。

 

易経の言葉に、

窮すれば即ち変ず、変ずれば即ち通ず、通ずれば即ち久しという言葉があります。

これは、行き詰まってどうにもならなくなると、変わらざるえなくなり、それによって道が開けるという意味ですが、まさにどうしようもない苦しい経験を乗り越えられれば道が見え、それは自分が変わっていくキッカケになるとも言えます。

 


しかし人によっては、自暴自棄になったり腐ってしまう人もいます。ここで1つ道が分かれてしまいます。一度腐ってから、このままじゃダメだと光のある方に戻る人、そのまま腐りきってしまい、自分の人生や天を恨む人、元からポジティブに切り替えられるひと、疲れきり精神を病んでしまう人、この差は、恐らく魂にもともと内蔵されたものもありますが、仏教などの哲学や霊的真理を正しく学ぶ事で変わる事ができます。

他と比べ、自分軸ではなく他人の幸せにフォーカスすると、どうして自分はこんな人生なのかと
世を恨み、他人を妬み、自分がかわいそうというフィルターで自分の人生を見ることになります。


心がマイナス方向に働くことは、とても楽ですが、続くとしんどいのです。



成長にはある程度の痛みが伴うと言いますが、経験から感じる事は、魂は大変な思いや、苦しい試練のなかでこそ磨かれていくのだと、今はそう実感しています。
耐え忍ぶという経験は、必ず自分の精神性を向上させてくれるものです。

自分の中に内包されている、真性はそういった経験から培われ磨かれるものだと思います。


例え自分で、散々な人生だと思っていても、もう途中で辞めたい、なんて思う人生でも、その経験は必ず自分を成長させてくれる、光だという事を信じて進んで欲しいと思います。


追伸...はなちゃんのみそ汁は見れません(笑)




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