冬からずっと行けていなかった荒神さんへ行ってきました
現在の体調で、無事着けるか不安もありつつ、行くと決めたら現地までは、無事着かせてくれるだろうと、そんな気持ちがあり、思い切って向かうことに。
実は道中よりも着いてからの方を心配していました
荒神社は、本殿までが長い階段の山を上がっていく為、普段元気な時でも、なかなかのしんどさです。途中で動けなくなったらマズイなぁと感じ、この日はわざと人が多そうな、日曜日を選ぶことにしました。
直前までは、トレッキングポールまで準備していた私(笑)
ところが、不思議な事に到着して、いざ階段を上がり始めると、ほとんど息があがらないのです
「????!!!」
どうゆうこと???
...息切れがしない思わず独り言で声に出てしまいました
普段の私はというと、3mほどの緩い坂を歩いただけで呼吸が苦しくなったり、徒歩5分の最寄り駅でさえ、だましだまし歩かないと無理な状態でした。それにほぼ歩いていない生活を2ヵ月しており、体力・筋力もかなり落ちています。
そんな状態にもかかわらず、サクサク上まで上がれました。体の倦怠感はそのままあるのに、
びっくり💦💦
コロナに罹る前は、参拝で何百階段とあるお寺や、登山に頻繁に出かけていました。そのおかげで割と足腰の筋肉が強化されていたと思いますが、その時でさえ、この階段を上った時はバテて上っていました。恐らく今までで一番早く上がっていたと思います
何が起きたのか、わけがわからずな状態
この日の荒神社は、季節的なこともあってか蜂やアブ、ハエと虫が大量発生していました。
歩いていても、そこら中から虫の羽音が聞こえてきたりと、若干後退りしそうでした
本殿にあがり鈴を鳴らすと、大量の虫たちがこちらに向かってきて、参拝の方はダッシュで引き返すなど、私もさっと済ませて仕方なく降りる事にしました。
いつもはゆっくり時間をかけて本殿前で手を合わせていたので、あまりに短時間の本殿滞在時間に、やっと来れたのになぁ。。と内心残念さを感じました
途中階段を上がってくる参拝者の人達に、ハチに気をつけて下さいね~!と声をかけ階段を降りました。
祈祷を済ませて、外に出たところ向こうから「すみませーん」とおじぃさんに声をかけられました
先ほど蜂に気をつけて下さいと声をかけた、おじぃさんでした。
「今、売店でご飯を買おうと思ったら、食堂しかなくて、、良かったら、お昼一緒にどうですか?」
少しびっくりしたものの、この時何となく、もしかして奥さんを亡くしているかたでは?とふと感じた私は、いいですよ~と応じ、境内に一つある食堂に一緒に入りました
おじぃさんは、私の父と同じような年齢でした。5年ほど前に奥さんを亡くされて、それから、一人で西国巡りやお参りをされているとのこと、
結婚して、近くに住む娘さんがお二人いるらしく、あまり頻繁にはやり取りしないこと、今まで娘さんや奥さんの話をまともに聞いて、会話をしてこなかった為この年になって人とのコミュニケーションに苦労している事、
昔は男尊女卑のような感覚がとても強く、女は黙って一歩引いて居ればいいという今の時代では、ありえない価値観で生きてきた事を、苦笑いされながら話されました。
まるで自分の父親を見ている様な感覚になり、私はおじいさんに、自分の親子関係の話を混ぜつつ
「言わなくてもわかるやろう、というのは、相手に伝わらないですよ。娘さんたちにはきちんと言葉にして色々伝えてあげて下さいね」と、やんわり伝えました
すでにこの時、昔の職業癖か、ワーカーや相談員みたいな会話になっていました(笑)
おじぃさんは、つい言わなくてもわかるやろうと家族と、向き合って会話をして来なかった為、75歳でやっと勉強中ですと仰られました。
奥さんが亡くなってとても寂しいとも話され、私は心の中で、亡くなった奥さんもきっと見守ってくれているといいな...と勝手ながら思いました。
👱♀️「ここに来ると、色々な人が声をかけて来てくれるんです。山深い場所だから信心深い方が多いからかな?いつもご褒美みたいな出会いなんです」と話すと、「一生懸命通われているから、きっと神様がご褒美をくれているんとちゃうかな」と言って下さり、この日おじぃさんにお昼ご飯をご馳走になった私は、このタイミングや流れを反芻して、本当にそうかもしれないなぁと頷きました
以前、荒神さんに通い出して1年くらいが過ぎた頃に、今回の様にあるご夫婦から声をかけられたことがありました。
その日は、原因不明の体調不良が続き、いざ行こうとすると向かえない日が続いていて、その日はやっと出向く事ができたタイミングでした。
続く