しとしとと小雨の降る朝。
私にとってとても大切な人が、
自分で自分の最後を選びました。
なので先週頭からはいつもの日常が全てストップして、実家のある遠方に帰省。
コトコトと揺られながら実家に向かう車の中で、
特に何を話すでもない旦那さんとの時間にとても助けられた。
思ったことをぽつりぽつりと話し、
必要なければ何も話さない。
そんな静かな時間。
遺書も何もなく
本当の気持ちはもうずっとわからないけれど、
あの人には、そんな心寄り添える相手が日常に居なくなってしまっていたのかもしれない。
後から聞いた沢山の事情から感じたのは
ひとりぼっちよりも、みんな敵だ。
と思ってしまうのはさらに悲しいなぁ。ということ。
お別れの場で大人がたくさん集まると、聞きたくない話もたくさん耳に入る。
受け取る必要の無い言葉は、そっとそのまま流していく。
溜まった感情は出せる場所で垂れ流す。
私にできるのは真相の解明でも復讐でもなく、ただ自分の気持ちにフォーカスして寄り添うことだけ。
悲しいなぁ。
寂しい。
ただただ、悲しい。
そこに行けば当たり前に会えると思っていたのに、もう会えなくなってしまった。
あたり前なんて勝手に思っているだけで、どれだけありがたいことなんだろう。
私にとっての日常が、また明日から始まる。
あなたが今日もあなたらしく生きられますように。
いつもありがとう。