テルミニを買ったものの、
単音なのに不協和音のような「うなり」が生じたり、
内蔵スピーカーの音がすぐ割れてビビったり、
ポルタメントが音階ごとにコマ切れで、なめらかでなかったり、
音の立ち上がりアタックがふにゃふにゃだったり、
弾くほどにストレスがたまって、どうにも使えない。
返品しようかとさえ思っていました。
アップデート前 バージョンv1.0.4の動画
ボリュームアンテナ左手の上げ下げにつられて、音程も「ふにゃ~ふにゃ~」上がり下がりするのは、イーサウェーブでも多少見られる現象なのですが、外部アンプスピーカーにつながず、内蔵スピーカーで鳴らしたときのテルミニはほんとにこの現象が顕著に表れます。
どうにも使えないと思いながら、YouTubeで他の人のテルミニ演奏の動画を観ると、きれいな音でなめらかに弾いている。
アップデートのやり方をていねいに説明してくれているビデオもありました。
ということで、アップデートをすることにしました。
アップデート後 バージョンv1.1.1の動画
ポルタメントで音階ごとにコマ切れになるのは相変わらずですが、
(特に中低音域ではっきりわかります)
「うなり」は起きず、しっかりした太い音になりました。
内蔵スピーカーの音もほとんどビビらなくなりました。
音程が「ふにゃ~」となりますが、立ち上がりは少しはっきり出るようになりました。
最低音付近にゼロビートと呼ばれる「ドッドッドッドッ」という音も再現できるようになりました。
もうひとつ、テルミニにはチューニングに相当するキャリブレーション(演奏する場所と奏者に合わせてアンテナの感度を調整設定する)という作業があるのですが、気持ち良く弾ける設定のやり方を思いつくのにかなり手こずりました。
アップデート後の動画では、ピッチ・アンテナのキャリブレーションで、手を近づけて最高音のポジションのとき、アンテナをにぎるような(アンテナに触れてはいけません)かたちにしています。
こうすることによって、指先で近づけるよりも、より最高音をアンテナ側に持って行くことができ、高音域の均等性が保たれ、弾くときの感じがイーサウェーブに近くなります。
このキャリブレーションはチューニングと同じく、電源を入れて楽器が安定するまではひんぱんに、安定してからも音域がずれていけばその都度、一連の作業を一通り行わなければなりません。
それから、ユーザーズ・マニュアルにもあるように音色エディター・ソフトウェアをMoogウェブサイトからダウンロードすると、こまかい音色調整がパソコンを使ってできます。
テルミニをパソコンにつないで、エディターで調整しながら弾いていくと、びっくりするほどなめらかなきれいな音が内蔵スピーカーから出てきて、今までのあれは一体なんだったんだ!っていうぐらいに感動しました。
エディターで作った中で気に入った音です。
なにかフリューゲルホルンみたいに聴こえないですかね☆彡
やっとスタートラインまで来たというところです。