てるみん&すらいどぱんふるうと道場

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スライド笛と電子楽器テルミン 奮闘記

音に気持ちを乗せること

こころに響かせること

そんな演奏がしたいなぁ



楽器を吹くんじゃないなぁ


自分も楽器の一部になる ということ なのかな


たぶん



そして 楽器の一部になるための要素は


笛が引き出してくれる



自分は合わせるだけ



次第に自分の身体じゃない感覚になり


気がつけば 楽器と一体になっている



そんなとき えもいわれぬ 良い音が出ている



これは ねらって出せる気がしない


くり返し何回も吹いて

より深いところに定着させるしかないんだろな




スライドパンフルートを吹き始めてから6月で まる8年になります。

 

 

最近、自分が吹いた音の粒が 天井に響いて キラキラ降ってくるような、まるで自分で吹いてるんじゃないみたいな感覚になることがあります。

 

その状態を観察して、自分で口を作って再現しようとしても、もう同じようにはできません。

 

それはどうしてなのかをずっと考えていました。

 

思ったのは「遊んでる状態」が必要なのではということです。

リラックスして おおらかに のびのびと

ゆとり幅があれば、自然に あるべきところにおさまります。

 

それを自分でどうにかしようとすると、ガチガチ身構え 固くなり、こわばって 音がきたなくなってしまうのかなと思いました。

 

言葉をしゃべるとき、口の形をこうやってとか考えだしたら ぎこちないしゃべり方になってしまいますよね。

 

吹こうと音をイメージすると、身体が反射的に最適な状態を準備しているものなのに、自分で口を作るとそれを邪魔することをなるのでしょうか。

 

そんなことを思う今日この頃です。