無事、ボルセーナ湖畔の街マルタから戻りました。

さて、ここモンテフィアスコーネはもちろんEST!EST!!EST!!! di montefiacsoneという日本にも古くからお馴染みのイタリアワインの産地です。

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先程参加したマルタの小魚まつりであったワインもこのワインでした。

ここで、モンテフィアスコーネに伝わるこのワインの伝説を紹介します。
日本で良く聞くものと少し違うような気がします。

西暦1111年。時の皇帝ヘンリー五世が法皇に謁見する為にイタリアを旅していました。
この時皇帝に随行していた男爵であり、僧正のジョバンニ デフッガーは、(彼は恐らくドイツ人だったと言われています。)美食家だったので、彼の家来に美味しいワインのあるところ(古くからワインを提供するのは宿兼酒場兼食堂でした。)に「EST 」と書くよう命じます。

そこで家来は、まずモンテプルチアーノ(今のトスカーナ州)で「EST! 」と記し、またオルヴィエート(ウンブリア州)で「EST! EST! !」と記しました。

デフッガーは上機嫌で旅を楽しみ、家来はモンテフィアスコーネにたどり着いた時「EST! EST!! EST!!! 」と記したのです。

ほどなくデフッガーはモンテフィアスコーネに到着し、家来の残したメッセージを見て大層喜び、またもちろんモンテフィアスコーネのワインを気に入りました。

あまりにも気に入ったので、モンテフィアスコーネに滞在し、このままモンテフィアスコーネに留まり、死ぬまでワインを楽しみました。
めでたしめでたし。

という伝説です。


長い前ふりですが、この街に今回滞在する事にした1つの理由は、このワインの為に死んだデフッガーのお墓参りをする為でした。

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彼のお墓は、モンテフィアスコーネの街のすぐ傍の「San.Flaviano教会」にあります。

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教会の中、メイン祭壇に向かって左側にデフッガーは眠っているのです。1114年に埋葬されているので、モンテフィアスコーネに滞在したのは3年ほど。という事になります。


ワインの為に死んだなんて、他人事とは思えなかったので。