NYゴールドは小反落
外為市場では、ドルが対ユーロで上昇。ドル建て商品である金は割高感から売りが出やすかった。また中国の金需要減退への警戒感も相場を圧迫。中国黄金協会が２８日に発表した統計で、２０２４年上半期の同国の金消費量が前年同期比５．６１％減となったことが明らかとなった。金の宝飾品の需要が大きく落ち込んだもよう。
NYプラチナは反発
米早期利下げ期待が広がる中、米長期金利の指標である１０年債利回りが低下。利回りを生まない白金の投資妙味から買いが優勢となった。前週末、白金は約３カ月ぶりの安値水準となったことを受け、安値拾いの買いも入ったもよう。
NY原油は続落
イスラエルのメディアによると、イスラエルが占領するゴラン高原の町マジュダルシャムスのサッカー場に２７日、ロケット弾が着弾し、子どもを含む少なくとも１２人が死亡。レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの仕業と断定したイスラエル軍は報復措置として、２７日夜から２８日未明にかけてレバノン南部などのヒズボラ関連施設を空爆した。ただロイター通信は２９日、複数のイスラエル当局者の話として、ヒズボラに対する報復により中東で「全面戦争」を招くことは望んでいないと報道。イスラエルとヒズボラ間の情勢は依然不透明ではあるものの、一段の緊迫化はひとまず回避されたとの見方から売りが優勢となった。
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