NYゴールドは続落
バイデン米大統領は２１日、再選への挑戦を断念し、１１月の大統領選から撤退する意向を表明。一方、選挙戦で優位に立っているとされる共和党候補のトランプ前大統領はこれまでに低金利志向を鮮明にしているほか、足元の為替相場についてもドル高をけん制する発言を行っており、これらを材料に金の買い戻しが先行した。しかし、朝方以降に米長期金利が持ち直し、ドル指数も下げ幅を縮小。利回りを生まず、ドル建てで取引される金の投資妙味が薄れたことから、徐々に値を削る展開。
NYプラチナは続落
１８日に発生した世界的なシステム障害をきっかけに、基軸通貨のドルが買われた流れが一巡し、この日朝にかけて米金利、ドル指数はともに低下。しかし、バイデン米大統領による１１月の大統領選撤退が伝わり、政局先行き不透明感が強まる中で、米金利が上昇に転じてドル指数も下げ幅を縮小すると、白金への買いは細りマイナス圏に転落。
NY原油は続落
バイデン米大統領が１１月の大統領選からの撤退を表明した。本選まで１００日余りしかない中で民主党は選挙戦の態勢立て直しが急務となっており、ハリス副大統領を軸に後継候補選びを急ぐ。大統領選を巡る先行き不透明感が強まり、リスク選好姿勢が後退。原油は売りが先行した。
一方、米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）が９月にも利下げに踏み切るとの観測が根強く、下げ幅は限定的。
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