NYゴールドは続落
米連邦準備制度理事会のボウマン理事は25日、政策金利を「しばらく」据え置けばインフレを抑制できる見込みが高く、必要であれば利上げの用意があると強調した。今週に入り複数のFRB高官らが早期利下げに対して慎重な姿勢を示していることから、市場ではFRBが年内にも利下げに踏み切るとの観測が後退。米長期金利が上昇し金利を生まない金には弱材料となった。
NY白金は反発
前日に下落した反動で買い戻しが入り、ほぼプラス圏で推移した。足元のインフレ動向を探ろうと、市場の関心は28日発表の5月の個人消費支出(PCE)物価指数に向いている。
NY原油は小幅高
イエメンの親イラン武装組織フーシ派による船舶攻撃やイスラエルと隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの交戦激化を背景とした地政学リスクの高まりなどを受け、朝方の相場は買いが先行していた。
その後、米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報では、21日までの1週間の米原油在庫は前週比360万バレル増と、市場予想(290万バレル減)に反する積み増しとなった。ガソリン在庫も270万バレル増と、市場予想の100万バレル減に反し積み増しだった。夏のドライブシーズンに伴う燃料需要拡大への期待が高まる中、需給のだぶつきが意識され、原油は一転してマイナス圏に沈んだがプラス圏を回復し終了。
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