NYゴールドは４日続落
米連邦準備制度理事会のウォラー理事は、米国の債務拡大を背景に、米国債の供給が需給を上回って利回り上昇を招けば、中立金利は押し上げられるとの予想を明らかにした。今週に公表されたＦＯＭＣ議事要旨では、参加者らがインフレ鈍化の進展停滞に警戒感を強め、改めて利下げに慎重姿勢を示したことが明らかになっており、ＦＲＢ高官らの利下げへの慎重姿勢が印象付けられた。このため高金利環境が続けば、利回りを生まない金の投資妙味が薄れるとの見方が強まり売りが優勢となった。
NYプラチナは反発
外為市場では対ユーロでドルが売られ、ドル建てで取引される白金の割安感につながった。米長期金利の低下も相場の押し上げ要因。連日の下落を受けた安値拾いの買いも入りプラス圏に浮上。
NY原油は反発
前日に約３カ月ぶりの安値を付けていた。ＦＲＢ高官らの最近の発言に加え、ＦＯＭＣ議事要旨で、依然として強いインフレへの警戒姿勢が示されたことが判明し、早期利下げ観測が幾分後退。金利据え置きが長期化すれば、米景気やエネルギー需要の後退につながるとの懸念が原油売りを促した。この反動から買い戻しが先行。米メモリアルデー（２７日）に伴う３連休を控え、調整的な買いも入りやすかった模様。
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