NYゴールドは３日続伸
イランは１３日夜から１４日未明にかけて、イスラエルへ大規模な攻撃に踏み切った。両国に自制を求める国際的な圧力が強まっているものの、イスラエルによる反撃が差し迫っているとの報道もあり、なお情勢は不透明。中東情勢が不安定化するとの警戒感を背景にリスク回避から金買いが強まった。一方、米商務省が１５日発表した３月の小売売上高は、前月比０．７％増と、市場予想の０．３％増を大幅に上回ったほか、前月は０．９％増に上方修正された。これによりＦＲＢによる金融引き締め局面が長期化するとの見方もあり、午前はマイナス圏で推移。ただ、終盤にかけて買いが強まった。
NYプラチナは反落
米商務省が１５日発表した３月の小売売上高は、前月比０．７％増加と、市場予想の０．３％増を大幅に上回った。堅調な内容だったことを受けて、外為市場では一時、対ユーロでドル買いが先行し、ドル建てで取引される白金の割高感が意識された。また米長期金利が上昇したことも、金利を生まない資産となる白金の下押し要因となった。
NY原油は小反落
米商務省が１５日発表した３月の小売売上高が市場予想を上回ったことで、高金利環境が長引き、石油需要を押し下げるとの懸念はネガティブ。しかし、イスラエルが、米国などの自制の呼び掛けにもかかわらず、反撃する構えを示しており、先行き不透明感はなお強い。このため、相場の下値は限定的で、終盤には下げ幅を大きく縮小した。
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